オールジャパン ビキニフィットネス選手権とは
日本国内でも注目されてきた「フィットネスビキニ」は、バランスのとれたプロポーションや態度・センスの良いヘアスタイルなど、より女性らしく健康的なボディを競い合う競技です。
毎日のトレーニングや食事スタイル・表現力など、様々な点が審査されるため、生まれつきのプロポーションだけの競技ではない点が特徴といえます。
選手はそれぞれ、年齢・身長によってクラス分けされており、年齢では35歳以下級・35歳以上40歳未満級・40歳以上45歳未満の3種類。身長ではそれぞれ158cm以下級・163cm以下級・163cm超級の3種類に分かれています。
舞台では、クォーターターン・バッグスタンドなどの「スリーステップフォワード」を行い、ターンや静止時の姿勢の美しさや鍛え上げたスタイルを披露していきます。
男性版のフィットネスビキニと呼ばれることも多いメンズフィジークやボディビルとはまた少し違う、女性ならではの華やかさが感じられる大会です。
第1回:2014年
●158cm以下級:大里晴香さん
1987年11月1日生まれ、福岡県嘉麻市出身。トレーニング歴3年。
ボディビル・フィットネスビキニを始めたのは23歳の頃であり、ダイエット目的で通っていたジムでトレーナーにボディビルを勧められたことがきっかけであるとのこと。
同年5月に開催された「大阪オープン大会」にて総合優勝した磯野かおりさんなど、有力者が多数参加していたなかで、ほどよく絞られたダイナマイトボディやポテンシャルの高さが「ウエスト・脚部のシェイプが実現すれば海外でも通用する」と高く評価されました。
●163cm以下級:荻山はるかさん
1982年2月11日生まれ、愛知県出身。
トレーニング歴は11ヶ月とビギナーでありながら、元々ダンスや競技スキーなどといった多彩なスポーツを趣味としていたこともあり、シャープでバランスの良いボディが評価されました。
現在は愛知県を拠点に、フリーランスとして運動・フィットネスの個人指導や講演会を行っています。
●163cm超級:新井敬子さん
1975年8月29日生まれ、大阪府大阪市出身の選手。
パーソナルトレーニングジムと加圧トレーニングを組み合わせた独自のトレーニングスタジオ『スタジオKei』の代表であり、トレーナーでもあります。
元々はボディフィットネスをメインとしたコンテストに出場していたが、フィットネスビキニが「さらに自分を表現できるカテゴリー」であると感じたことから出場を決心したとのこと。
第2回:2015年
●35歳以下158cm以下級:大里晴香さん
●35歳以下163cm以下級:高橋夏美さん
1987年7月16日、東京都世田谷区出身。YouTubeで見たフィットネエスビキニの大会の動画に魅了され、大会への出場を決意したとのこと。
留学後には、女性専用フィットネスクラブ『Fit-One』をオープン。
2014年には「第1回 女子大阪フィットネスビキニオープン大会」の163cm以下級3位に入賞しており、後に「日本・グアム親善ボディビル&ボディフィットネス選手権大会」に出場するなど、様々な大会・コンテストへの出場経験も持つ。
●35歳以下163cm超級:安井友梨さん
1984年生まれの選手であり、外資系金融機関の営業職OLとフィットネスビキニ選手という二足のわらじを履く女性。
ジムでのトレーニングによって母親がダイエットに成功したことから、トレーニングをはじめ、その時の目標としていたのが、フィットネスビキニ選手優勝者だったことがきっかけにフィットネスビキニを始めたとのこと。
美しい筋肉とバランスのとれた女性らしいスタイルが評価され、トレーニング開始から10ヶ月で優勝を果たしたことから、テレビ・雑誌・CMなどのメディアで注目されている選手です。2019年には独自の筋トレ・フィットネス方法をまとめた自著を出版しています。
また、メディアを通じてフィットネスビキニの魅力を広めた選手の1人でもある、安井友梨さんはインターネット・SNSでも高い注目度を誇っています。
下記の関連記事では、安井友梨さんについて詳しくまとめていますので、こちらもぜひチェックしてみてください。
安井友梨の銀行や旦那とは|年齢・身長・食事内容がストイックすぎる!?
安井友梨は妹も美人?実家はお金持ち??安井友梨の家族や出身まとめ
安井友梨の食事は簡単・時短?安井友梨おすすめ減量レシピまとめ!
●35歳超158cm以下級:三船麻里子さん
パーソナルトレーニングと音楽を組み合わせたトレーニングジム『P-WORD GYM』のトレーナー。
幼い頃から運動が大好きであり、高校卒業と同時にインストラクターとして勤務するなかで、19歳・42歳で『ミス健康美』の全国大会に出場。他にも「グアム親善大会ボディフィットネス」の163cm以下にて3位に入賞するなど、理想のスタイルづくりに力を尽くしています。
●35歳超163cm以下級:菅原ジョイさん
『ゴールドジムサウス東京』に所属する選手。
デビュー戦であった2014年の東京オープンにて3位入賞を果たして以降、わずか2年という短い期間で『ミス21健康美』163cm以下級優勝。「東京ボディフィットネス」160cm超級では2位に入賞するなどといった、すばらしい結果を残しています。
●35歳超163cm超級:椎名智香子さん
東京・千葉にある『DOUBLE HEAD DANCE ACADEMY』と『TEAM CHIKA KIDS DANCE SCHOOL』という2つのダンススクールを経営するダンス指導者県フィットネスビキニ選手。
過労による体調不良から突発性難聴に襲われたことでダンスの表舞台から退いていた時に、フィットネスビキニという競技を知り、美しいスタイルで自分を表現する魅力に惹かれ、ボディメイク・大会への出場を決心したとのこと。
また、2014年の「日本グアム親善大会」のトールクラスにおいては、全日本チャンピオンへのリベンジに成功し、優勝を果たした経験を持つから、世界的にも注目の選手の1人といえます。
第3回:2016年
●35歳以下158cm以下級:藤松直子さん
愛知県出身、エクササイズトレーニングスタジアム所属の選手。トレーニング歴は当時で2年。トレーニング歴が1~2年の選手が多く出場した第3回大会において、余分な脂肪のない洗練されたスタイルが評価されました。
「第6回 ミス愛知健康美コンテスト」では5位に入賞、「第2回東海オープンフィットネスビキニ大会」では優勝を果たしています。また、2019年8月28日には妊娠38週目にして元気な男の子を出産しています。
●35歳以下163cm以下級:倉地美晴さん
日本人初の「IFBB BIKINI PRO」として国内外で活躍するフィットネスモデルであり「オールジャパン・フィットネスビキニ」だけでなく、「ワールドフィットネス チャンピオンシップス」の日本代表として出場するなど、多方面で活躍しています。
翌年の2017年3月には、香港でパーソナルジムをオープンさせており、香港・日本・アメリカの3か所を拠点に活動中。
●35歳以下163cm超級:安井友梨さん
●35歳超158cm以下級:三船麻里子さん
●35歳超163cm以下級:菅原ジョイさん
●35歳超163cm超級:小野貴子さん
千葉県出身、トレーニング歴8年のフィットネスビキニ選手。メディアへの出演などは行っていないようで、詳しい経歴やどのようなトレーニングを行ってきたかなどは謎に包まれています。
第4回:2017年
●35歳以下158cm以下級:許冴恵さん
神奈川在住の選手であり『Woman’sSHAPE』の読者モデルとしても活躍している女性です。『ビヨンドジム 錦糸町』でのトレーニング指導をはじめ、フリーランスとしてスタジオインストラクターなども行っています。
「神奈川ボディビル フィットネスビキニ」158cm級にて優勝、「IFBB 世界大会 フィットネスビキニ Jr」160cm級ではベストテンに入るなど、世界的な活躍が期待されている選手の1人です。
●35歳以下163cm以下級:下村裕希さん
●35歳以下163cm超級:安井友梨さん
●35歳超158cm以下級:秋本明子さん
1979年12月1日生まれ、東京都墨田区出身の選手。歯科医師として働く傍ら、フィットネスビキニ選手として活躍しています。
27歳の頃、自身の体調不良の改善を理由にスタジオレッスンを始め、2014年から競技への出場を見据えた本格的なトレーニングを開始したとのこと。
●35歳超163cm以下級:菅原ジョイさん
●35歳超163cm超級:小野貴子さん
第5回:2018年
●35歳以下158cm以下級:許冴恵さん
●35歳以下163cm以下級:ダンシーあずささん
パーソナルトレーナーの傍ら、フィットネスビキニ選手として活動する女性。スペインへの留学を経験したのち、日本にて各地のパーソナルジムや個人トレーニングを行っているようです。
●35歳以下163cm超級:安井友梨さん
●35歳以上158cm以下級:秋本明子さん
●35歳以上163cm以下級:松宮悠夏さん
パーソナルトレーナー&ダイエットアドバイザーとして活躍している選手であり、加圧トレーニングやヨガダイエットなどといった、多彩なスタイルを取り入れたボディメイクトレーニングを実践しています。
●35歳以上163cm超級:長瀬陽子さん
1977年生まれのフィットネスビキニ選手であり、ミセスワールド世界大会代表を経て、42歳とは思えない抜群のプロポーションの持ち主。「IFBB 世界マスターズ選手権」では3位に入賞し、日本人初のメダリストとなったことでも有名な女性です。
第6回:2019年
●35歳以下158cm以下級:小谷野彩香さん
ゴールドジムサウス東京に所属するフィットネスビキニの選手。美しさの中にたくましさを感じさせるスタイルが特徴です。メディアへの出演情報がないため、詳しいトレーニング方法や経歴などは明らかになっていません。
●35歳以下163cm以下級:ダンシーあずささん
●35歳以下163cm超級:大脇朋香さん
「オールジャパン・フィットネスビキニ」において、一昨年は3位・昨年は2位と常に上位争いの中にいた選手。実力者揃いの163cm超級において、鍛え上げられたボディと圧倒的な存在感が評価され、見事第6回大会にて優勝を果たしました。
●35歳以上40歳未満160cm以下級:森佳美さん
●35歳以上40歳未満160cm超級:安井友梨さん
●40歳以上45歳未満160cm以下級:吉嗣奈津希さん
ボディフィットネスのパーソナルトレーナーであり、NCCAトレーナー育成講師として活躍している選手。
「オールジャパン・フィットネスビキニ」だけでなく、同年には福岡オープン大会にて優勝「グランドチャンピオンシップ」のビキニフィットネスにて11位となるなど、国内でもかなりの実力を誇っています。
●40歳以上45歳未満160cm超級:長瀬陽子さん
●45歳以上160cm以下級:関根秀子さん
トレーニング歴2年の「YANO’S GYM TOKYO」公認パーソナルトレーナー兼ダイエットプログラマーとして活躍している選手。「オールジャパン・フィットネス」の他にも、2016年の関東オープンではフィットネスビキニにて総合優勝を果たすなど、高いに実力を持っています。
●45歳以上160cm超級:箭内(やない)真由美さん
ゴールドジムさいたまスーパーアリーナーに所属する選手であり、たくましさとしなやかさを兼ね備えた脚線美が魅力的です。メディアへの出演歴がないため、どのようなトレーニング・食事をしているのかは明らかになっていません。
第7回:2020年
残念ながら、第7回は新型コロナの影響で中止となりました。
第8回:2021年
●16歳以上~24歳未満級・163cm超級(16歳以上~35歳未満):柿夏芽
日本体育大学の4年生。2020年の11月には「ゴールドジムJAPAN CUP」においてオーバーオール優勝を果たした選手であり、ビキニフィットネス界に新しい波を起こす人物として注目されています。
また柿夏芽さんは、シーズン初戦の兵庫オープンにおいてオーバーオール4位、東日本選手権では163cm超級(35歳未満)で2位、東京選手権は35歳未満級2位という結果を残しています。
めきめきと順位を上げての「優勝」を勝ち取ったことについては、「FITNESS LOVE」のインタンビューにおいて「最初からこういう計画ではありました」と話していました。
柿夏芽さんの話によると、最初から一気に身体を絞っていると持たないため、様々な大会への出場を通して少しずつ身体を絞っていき、本番であるオールジャパン選手権で完成されたボディを披露する計画だったのだそう。
その計画を遂行し、第8回大会にて見事優勝!優勝時のボディは自身にとってもかなり理想に近い仕上がりだったのだそう。
大変ストイックでありながら、常に「初心者」としての意識を忘れない姿もかっこよく、今回のオールジャパン・フィットネスビキニ選手権では、デビュー戦で着用したビキニを着て出場していました。
●158cm以下級(16歳以上~35歳未満):小谷野彩香
小谷野彩香さんは『ゴールドジムサウス東京』に所属するフィットネスビキニの選手。オールジャパン・フィットネスビキニ選手権では、2019年に引き続き2連覇を果たしています。
他にも、2019年に開催された「アジアン・チャンピオンシップ」では160cm級に出場しています。また。スポーツ雑誌『トレーニングマガジン Vol.72』にて特集が組まれるなど、昨今は少しずつメディア出演もしているようです。
●163cm以下級(16歳以上~35歳未満):ダンシーあずさ
ダンシーあずささんはパーソナルトレーナーであるとともに、カラダづくりをする人のための食事を提供するサービス『マッスルデリ』のモデルとしても活躍しているフィットネスビキニの選手です。
オールジャパン・フィットネスビキニでは163cm以下級にて優勝、総合では2位を獲得しています。
大学卒業後はアパレルショップで勤務していました。しかし、スペイン留学中にホストマザーがトレーニングをしていたことをきっかけにトレーニングをはじめ、帰国後はフィットネスジムでトレーナーになったのだそうです。
ちなみに、特徴的な名前からハーフと勘違いされやすいですが、『マッスルデリ』のインタビューによると純粋な日本人とのこと。
●160cm以下級(35歳以上~40歳未満):金谷瑠美
金谷瑠美さんは『MAX GYM』に所属するフィットネスビキニの選手。過去には2019年度のオールジャパン・フィットネスビキニ選手権にて階級3位を獲得している実力者です。
ストイックでありながらマイペースさも忘れない、ブレのないトレーニングを実施しており、ポージングとトレーニングセンスはジムにおいても高く評価されています。
●160cm超級(35歳以上~40歳未満):安井友梨
2015年の第2回大会からデビューし、現在ではオールジャパン・フィットネスビキニ選手権のベテラン選手であり「フィットネス界の絶対的女王」としても有名な安井友梨さん。
オールジャパン・フィットネスビキニ選手権においては、コロナ禍において中止となった2020年大会を除き「7連覇中」という驚異的な記録を残しています。
他の選手を圧倒するほどの存在感と完成されたボディメイクを披露し、2019年に引き続き階級優勝連覇を達成しました!
●160cm以下級(40歳以上~45歳未満):小林尚美
大きくメリハリがついた美しいボディに、温和な笑顔が印象的な小林尚美さんは、『ゴールドジムサウス東京』所属のフィットネスビキニの選手。かつて2018年度神奈川オープン大会において3位に入賞するほどの実力者です。
様々な大会出場記録が残ってはいるものの、メディアへの出演情報がなく、彼女がどのような経歴を持ち、どんなトレーニングをしているかは明かされていません。
●160cm超級(40歳以上~45歳未満):長瀬陽子
長瀬陽子さんはトレーニングと痩身エステを融合したパーソナルジム『V Shape』の店長であり、くびれエステティシャンとして活動しているフィットネスビキニの選手。
2018年には「IFBB世界マスターズ選手権」にて7位を獲得。同年に開催された第5回オールジャパン・フィットネスビキニ選手権では、163cm超級(35歳以上)にて優勝しています。
また、過去には世界的に歴史あるミセスコンテスト「ミセス・ワールド」の2015年度日本代表にも選ばれており、着映えする長身と美脚・整った顔立ちを活かしてモデルとしても活躍しています。
ギリシア彫刻のように洗練されたボディラインが特徴の長瀬陽子さんですが、7年前までは運動とは縁のないごく普通の主婦だったようです。
ミセス・ワールドへの出場経験を通して、美しいボディラインの維持のためにジムで汗を流す欧米代表のミセスたちの姿に憧れを抱くとともに、ビキニフィットネス大会の存在を知ったとのこと。
●160cm以下級(45歳以上):関根秀子
関根秀子さんは、日本ボディビル連盟二級指導員の資格を持ち、東京のパーソナルトレーニングジム『YANO’GYM TOKYO』に所属するトレーナー。
美しいボディラインのために常に質の高いトレーニングを追求し、高重量のスクワットの記録を更新し続けるなど、自身に対してかなりストイックなフィットネスビキニの選手です。
オールジャパン・フィットネスビキニ選手権においては、2019年度大会に続き2連覇優勝を果たしています。
他にもIFBFが主催する「オープンチャンピオン」では関東・東日本の2つのタイトルにて優勝するなど、そのストイックさから生まれる美しいボディは様々な大会にて高く評価されています。
●160cm超級(45歳以上):藤井裕子
藤井裕子さんは、池袋を拠点に個人で活動しているパーソナルトレーナー。
元々運動が苦手で「激しい運動は学校の体育以来」というフィットネス素人でした。しかし、会社員から専業主婦となり出産後に体重が15kg増加したことをきっかけに、35歳でフィットネスの世界に飛び込んだとのこと。
「背骨コンディショニング」という考え方を通して筋肉の大切さを知ったことにより、現在のようなパーソナルトレーナーとしての活動をし始めたようです。
大会実績については、今回のオールジャパン・フィットネスビキニ選手権の優勝以外にも、2019年度の「NPCJ GENERATION CAP」において優勝を果たしています。
下記の記事では、日本で有名な選手権の1つである「ゴールドジム・ジャパンカップ」について詳しくまとめていますので、こちらもぜひチェックしてみてください。