墓じまいの方法 役所での手続きも必要?NHK所さん!大変ですよ10/5

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少子化や核家族化になり、最近では「墓じまい」を考える人が増えてきているといいます。墓守をする人がいなくなると「無縁墓」になってしまい、処分場で砕かれ、道路工事用の砂利などとして再利用されている現実が。

祖先、家族を大切に思うと、墓じまいを考えるのも一つの選択肢として考えられています。きちんと手順を踏まないと高額な金銭が絡むトラブルも生じる恐れがあるという、墓じまい。

終活」も取り上げられる今、増えている墓じまいの方法や役所での手続きについて見て行きましょう。(NHK所さん!大変ですよ10/5放送)

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墓じまいとは

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墓じまいとは、後継者がいない、遠方のために墓参りができないといった理由で、墓所の管理が難しくなった人が、墓石を撤去・処分すること。

自分の家の墓だからといって、勝手に処分をすることはできません。きちんと寺院、役所の手続きが必要となり、早くて1、2ヶ月、長い場合は数年かけて墓じまいの手続きを進めていきます。

きちんと話し合いや手続きを踏まないと、親族間や寺院とのトラブルも発生する恐れが。では、墓じまいの方法7段階を見てみましょう。

墓じまいの方法

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墓じまいの方法、進める段階は7ステップ

親族に相談する(後でトラブルにならないよう家族だけで決めない)

寺院に相談する
今までお墓を守ってくれた寺院に失礼のないよう、早めに相談を始めます。墓石の工事などで寺院の協力は不可欠です。勝手に進めてトラブルになり「離檀料」という名目で高額のお金を要求されるケースもあるので、必ず計画段階で相談しましょう。

遺骨の行き先を決める

改葬の手続きをする
遺骨を移動すること「改葬」には、市区町村の役所が発行する「改葬許可証」が必要。詳しくは次の項でお伝えします。

石材店を選ぶ
石材店に依頼し墓石を撤去、墓所を整地して、更地の状態にして管理者(寺院)へ返却しなければならない。

遺骨を取り出す(石材店が行う)
お墓から魂を抜く「閉眼供養」をする。お坊さんへのお布施が必要となります。

墓石の撤去工事を行う(石材店が行う)

これで墓じまいは完了です。次に墓じまいに必要な役所での手続き書類を確認しましょう。

墓じまいの役所での手続きは?


墓じまいで役所での手続きに必要な書類は3つあります。
埋葬証明書・・・現在の墓地の管理者(寺院)から、を発行してもらう。
受入証明書・・・引越し先の墓書の管理者に発行してもらう。

役所に
①埋葬証明書と②受入証明書を提出し③改葬許可証をもらう。
この改葬許可証を提示し、お墓から遺骨を取り出す作業が可能となります。

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墓じまいをした後は?

墓じまいをした後は、通常、4つの方法が一般的に選ばれています。

新しい場所へお墓を移す場合は、
①「近所に新しい墓を購入する」
②「納骨堂を購入する(永代供養)」
③「自宅供養をする」自宅等で保管し、身近に置いて故人を偲ぶ。このような可愛いミニ骨壷も販売されています。

最近では、自然に戻そうという考えの、
③「散骨」を選ぶ人も増えてきていると言われます。
海に散骨、宇宙に散骨、と自然に還るというやり方です。
こちらの記事もどうぞ:風船で宇宙へ?ハワイの海に散骨?

遺骨を身につけられる、ロケットペンダントに入れる、などを選ぶ人もいるようです。どういう形が良いかは、人によって価値観が様々になるでしょう。先祖の供養の仕方、故人をどう供養するか、家族で一度話題にするのが良さそうですね。

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