羽生選手や宇野選手など日本を代表するトップスケーターの衣装をデザインする伊藤聡美さん。
伊藤聡美さんが衣装デザインした選手(羽生結弦/宇野昌磨/宮原知子/紀平梨花/本田真凜)の画像一覧を紹介します。
憧れのフィギュアスケートの世界で伊藤さんのように衣装デザイナーになるにはどうしたらいいのでしょうか?
『セブンルール』1/8 出演
伊藤聡美が衣装デザイナーになった方法
羽生結弦や宇野昌磨などフィギュアスケーターの衣装を手掛けるデザイナー伊藤聡美を「セブンルール」が特集。羽生が今シーズンに着用した衣装の制作現場に密着取材した。https://t.co/0LWi2iEndG pic.twitter.com/RdAmdYIjt2
— FASHIONSNAP.COM (@fashionsnap) 2018年12月28日
日本を代表するトップスケーターたちの衣装をデザインしている伊藤聡美さん。
千葉県出身、1988年5月31日生まれ。若くしてこれほど成功されているのは驚きですね。
伊藤聡美さんがフィギュアスケートの衣装デザイナーになるには、どういった道のりを歩んできたのでしょうか?
伊藤聡美さんは高校を卒業し、服飾専門学校のエスモードジャポンに入学。日本で人気のブランドデザイナーを排出している有名校です。
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最初はモードのファッションデザイナーを目指していた伊藤聡美さん、2008年に神戸ファッションコンテストで特選を受賞し、イギリスのノッティンガム芸術大学へ1年半留学します。
学生時代からすでに頭角を現していた伊藤さん。
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もともとモード系のファッションデザイナーの道を歩んでいた伊藤聡美さんが、いつフィギュアスケートと関わるようになったのかと、趣味が熱烈だった事がきっかけ。
それも、大きなカメラを持って、遠くまで足を運ぶほどフィギュアスケートを観戦するのが趣味だったのです。
イギリス留学中、考え抜いた結果、フィギュアスケートの衣装に携わりたいと決心。
伊藤聡美さんは帰国後、バレエ・ダンス用品の老舗ブランド「チャコット」に就職し、フィギュアスケートの衣装製作を学びます。ここが大きな転機と言えます。
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自ら熱心にスケートリンクにデザイン画を持ち込んで顧客を獲得し、2015年に独立しました。最初は地道に自分の足で仕事を取っていっていたんですね。
とても印象的で魅力のある、伊藤聡美さんのデザインはファンからも好評です。
それでは、伊藤聡美さんの手掛けた衣装を選手ごとにご紹介していきます。
羽生結弦の衣装
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「素晴らしい衣装が羽生結弦選手が着るとさらに映える」
「SEIMEIの衣装の背中にはプログラムにちなんで、背守りのように「晴明桔梗」の紋が入っている。今日の演技もこの印に守られていたように思う」
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王者に相応しい高級感、美しさは海外デザイナーも「伝説的だ」と絶賛するほど。
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こちらのは羽生選手の羽の衣装も伊藤さんのデザイン。背中のデザインも特徴出来です。
ファンからは「美しい白鳥のよう」「すぐにでも、羽ばたけそう‼️素敵な衣装です!」と感想が寄せられています。
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宇野昌磨の衣装
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王子というより、皇帝のイメージで製作された宇野選手のトゥーランドットの衣装。
試合の直前、胸元が気になって宇野選手自らハサミを入れて切れ込みを作ったそうです。
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ファンからは「伊藤さんのデザインされるお衣装が大好きなフィギュアスケートファンです。」「曲のイメージに衣装がとても合っていて、宇野君が滑っていると吹雪感が出て、とても感動しました。」と熱いコメントが寄せられています。
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「衣装が宇野昌磨くんの演技をさらに美しくして本当に良いです」
刺繍やストーンを胸付近に集め、目線を上に持っていくことにより、ダイナミックな演技に見えるようにしています。
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本田真凜の衣装
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「本田真凛ちゃんの衣装すごく素敵だったし、曲や振付にもよく合ってた」
「毎回衣装が素晴らしい。華やかな衣装がしっくりくる演技もすごい」
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本田真凛さんは肩の動きが良いので、それを目立たせるようなデザインにしてるとのことです。
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宮原知子の衣装
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宮原選手は自身でデザインを考えています。
「背中が空きすぎている」という声もある大胆に背中が空いた衣装が特徴。
「背筋が綺麗」「衣装がかっこいい」センスが良いとファンから好評です。
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袖のないブルーの衣装。宮原選手にとても似合っていますが、審査員から「ジュニアのようだ」という指摘を受け、お蔵入りに。
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紀平梨花の衣装
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「紀平選手の衣装のグラデーション綺麗!」
「本田真凛ちゃんと衣装が似てると思ったら、デザイナーが同じ人だった」
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「薄いベージュの衣装なのに下品にも地味にもならず、上品に仕上がっていて良い」
「衣装が素敵。演技が大きく見える」
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フィギュアスケートの衣装の値段
華やかで素敵な、フィギュアスケートの衣装。
お値段も結構しそうなものですが、一体いくらかかるのでしょうか?
フィギュアスケートの衣装はピンキリ、通販で購入できる既製品は約10,000円~30,000円。
大人で20,000円くらいが一般的と、一見そこまで高くないように感じますが、何着も用意するとなると、かなりのものですよね。
子どものうちだとすぐにサイズが変わってしまうので、家庭によっては親が衣装を手作りしたり、先輩から貰うこともよく行われているようです。プロスケーターの鈴木明子さんは、現役時代に荒川静香さんから衣装を譲り受けていたそうです。
このような、フィギュアスケート衣装のパーツを楽天市場やアマゾンで手に入れることもできます。親の協力なしには成り立たない大変なスポーツですね。
こちらはフィギュアスケート衣装が作られる様子です。体にぴったり合うものなので正確さが求められます。
日本のトップスケーターともなると、最高の演技をするために衣装はオーダーメイド。
オーダーメイドで、デザイナーに頼むと衣装の費用は約20万円~80万円。
伊藤聡美さんはトップスケーターの衣装の飾りは全てスワロフスキーを使用するようにしています。
1着の衣装に1,000個以上、多くて3,000個のスワロフスキーを使うので、お値段は100万円以上とも言われます。
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羽生選手が元フィギュアスケーターのジョニー・ウィアーさんにデザインしてもらった衣装も約100万円とのこと。
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一人一人の体に合った手作りの衣装ですから、時間がかかるのも当然のこと。デザインや素材にこだわると高額な値段になってしまうのも頷けます。