長男・亀田興毅の性格
亀田三兄弟の長男であり、亀田プロモーション代表取締役社長でもある亀田興毅さん。
2002年に全日本実業団選手権フライ級で優勝、第55回全日本社会人選手権フライ級優勝など、プロボクシング界にて様々な実績を持つほどの実力者。
ヒール(=悪者)としてのパフォーマンスであったものの、かつて「態度が悪い」「素行が悪い」などといったバッシングがメディアを通して広まったこともあり、怖いイメージを持つ人も多いことでしょう。
そんな亀田興毅さんですが、実際の性格はというと、幼い頃から人見知りかつ繊細で、ゴミや食べ物のカスを落とすのを極端に嫌う潔癖な性格。学校ではいじめられっ子だったのだそう。
父親である亀田史郎さんの「いじめられた時の痛みや悲しみを通して、苦しんでいる人を助けられる優しい子に」という教育方針のもと育ってきたのもあり、他者の心に寄り添える優しさを持つ、大変フレンドリーな性格の人といえるでしょう。
プロボクサー現役時代の興毅さんといえば、敬語を使わない話し方が特徴でしたが、引退後にテレビ番組などへ出演した際の、非常に礼儀正しい姿は多くの視聴者を驚かせました。
2016年1月14日に放送された『アウト×デラックス』に出演した際には「これからは嫌われたくないです」と言っていることからも、現役時代の粗暴な性格は、ボクサーとしてのキャラクターだったのではないかと思われます。
尚、ボクシングについては父親の亀田史郎さんからの勧めという影響が大きく、当時のことを「洗脳」と表現していることから、本人はそれほどやりたかったことではなかったのでしょう。
しかしそれでも、自分を変えてくれたボクシング、自分を本気で指導してくれた父親に対する深い感謝の気持ちは強く、今後のボクシング界を担う後進たち、そして何よりボクシングへの恩返しのつもりで「KWORLD3」の会長を務めています。
そのような一面からも、真面目で義理堅い性格がうかがえますね。
真面目な性格については、実は現役時代でも垣間見えていました。ボクシングの対戦相手の研究を欠かさず、それまでのデータに基づいて相手の特徴に合わせた合理手法を徹底していました。
お酒やタバコなどは一切口にしない、過度な減量を行わないなど、ボクサーとしての実力に見合ったストイックさも持ち合わせています。
次男・亀田大毅の性格
亀田三兄弟の二男であり、元WBA世界フライ級・IBF世界スーパーフライ級王者であり、世界2階級制覇王者の亀田大毅さん。
特徴的な温和そうな甘いマスクの反面、「浪速乃弁慶(なにわのべんけい)」と自称するほどの不屈の精神と強さを持つ、負けず嫌いな人物といえるでしょう。
また、兄の興毅さんと同様、礼儀正しく真面目な性格でもあります。
メディアでは現役時代の違反行為や怖いエピソードがよく取り上げられていましたが、その裏では「練習お願いします」「ありがとうございました」などの他者への礼を忘れず、ボクシングに真っ直ぐ向き合う努力家なのです。
また、家族に対する愛情が深く、かつて亀田兄弟の妹で紅一点ともいえる亀田姫月さんが11歳の頃に出演した、とあるニンテンドーDSソフトの発売イベントでは「一番優しいのは大毅。ゲームセンターとか連れてってくれる」とコメントしていました。
また最近は特に、自身の息子たちに対する親馬鹿っぷりが目立っており、父親としての落ち着きや優しさが際立っています。息子たちにメロメロな様子は、インスタグラムに掲載された写真などからもうかがえます。
三男・亀田和毅の性格
亀田三兄弟の三男の亀田和毅さん。元WBO世界バンタム級、元WBC世界スーパーバンタム級暫定王者といった、兄たちに負けない実績を残しています。
父親の亀田四郎さんや兄たちからも「兄弟のなかで一番(ボクシングの)才能がある」と期待され、亀田家の最終兵器とも呼ばれた亀田和毅さんは、兄弟のなかでも特に自身に対してとても厳しい性格といえます。
和毅さんの、自身に対する厳しさに関して印象的な話といえば、なんといっても「中学卒業と同時にメキシコへたった一人で渡った」というエピソードです。
メキシコへ渡ってすぐの頃は家族へ「帰りたい」というメールを送るなど、心細さを吐露していたとのこと。
それでも15歳という若さで、異郷の地でボクシングの技術を高め、人としても強く成長していった姿は多くの人を驚かせました。
自身に厳しい和毅さんですが、家族に対してはとても優しく素直。
自身のブログでは、2人の兄を尊敬し、兄から学ぶ姿勢がうかがえたり、妹の姫月さんへの応援を自身のファンにお願いしていたりなど、家族に関する深い愛情が度々見られます。