キングオブコント2022の決勝10組の獲得得点、審査員ごとの点数一覧です!
2008年〜2021年の歴代優勝者一覧も得点とともにどうぞ。今までの最高得点をとった芸人は誰!?
キングオブコント2022
優勝者:ビスケットブラザーズ
獲得点数:481点(1stステージ)、482点(ファイナルステージ)
準優勝者:コットン
獲得点数:470点(1stステージ)、474点(ファイナルステージ)
2022年度キングオブコントを制したのは、吉本興業大阪本社に所属するお笑いコンビ・ビスケットブラザーズです。
ビスケットブラザーズは、これまでキングオブコントに9回ほど参戦しており、2019年の第12回キングオブコントにて初めて決勝へ進出しましたが、6位という結果に。
その後は準決勝・準々決勝どまりであったものの、今大会でようやく決勝への切符を掴んだ返り咲き組の一人です。
1stステージでは、野犬に襲われた男性を、セーラー服にパンツ一丁の男性が助け出すという設定のコントを披露。
襲われた男性を助ける際の台詞がかっこいいのに、姿があまりにも残念過ぎるというギャップが、会場全体を笑いの渦に巻き込みました。
また、コントの後半はセーラー服の男性がピンチに!なんと助け出された男性も、同じ姿へ変身して共闘するという、ジャンプ漫画を思わせる熱い展開も。
一見出オチのように思わせつつ、蓋を開ければ大変ユニークなネタが、審査員からも高く評価されました。
ファイナルステージでは、同じバイト先で働くキミカとフミコという、2人の人物が織りなすコントを披露。
最初こそフミコからの「男性を紹介しようか?」というごく普通の話題だったものの、なんとフミコが紹介したい男性の「ダイスケ」がフミコだった!!という驚きの始まりがギャラリーと審査員をグッと引きつけました。
また、カツラの着脱によってフミコとダイスケが切り替わるというユニークな設定もポイント。
途中からフミコなのかダイスケなのかがごちゃごちゃになっていく様子や、フミコこと「ダイスケ」という男性が実は……という驚愕のオチは、ちょっぴりホラーな雰囲気も交えつつも、会場を爆笑させました。
今大会のファイナルステージは、や団が473点、コットンが474点の「1点差」というギリギリの戦い!
そんな中、ビスケットブラザーズは482点を獲得し、総合計は「963点」。昨年の優勝者である空気階段が更新した歴代最高得点「960点」をさらに更新しました!
尚、ファイナルステージにおけるビスケットブラザーズの得点については、5人の審査員のうち4人が今大会最高得点をつけているところが話題となりました。
また、キングオブコントには第1回大会からこれまでにおいて、優勝者は全て「初出場または3位を経験したことがある人」というジンクスがありました。
しかし、今大会で優勝したビスケットブラザーズは2021年度のキングオブコントで6位だったこともあって、長年噂されてきたジンクスを打ち破ったという点でも、様々なメディアから注目されています。
審査員の1人である東京03の飯塚さんは、ビスケットブラザーズのコントに対して「見たことがない設定」「この二人にしかできないコント」と評価しています。
また、審査員長の松本さんはファイナルステージにて、ビスケットブラザーズを自己最高得点の「98点」で評価。
今大会のファイナリスト達のネタを通して垣間見えた圧倒的表現力に「演技力がないと優勝できない時代になってきた」とコメントしていました。
キングオブコント2008
出典:http://www.king-of-conte.com/blog/2008/2009/02/20081000-b37b.html
優勝者:バッファロー吾郎
獲得点数:460点 決勝投票数:5票
準優勝者:バナナマン
獲得点数:482点 決勝投票数:2票
現在では、優勝者のバッファロー吾郎よりも、準優勝のバナナマンの方が活躍しており、2018年に日村勇紀さんが結婚。設楽統さんは4億円もの新居を建てています。
キングオブコント2009
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優勝者:東京03
獲得点数:1788点
準優勝者:サンドウィッチマン
獲得点数:1743点
現在でもコントで高い評価を得ている、東京03、サンドウィッチマン。
東京03は翌年2010年に全国7ヵ所での単独ライブに1万人を動員させました。
キングオブコント2010
出典:http://www.jprime.jp/articles/-/5662
優勝者:キングオブコメディ
獲得点数:1836点
準優勝者:ピース
獲得点数:1736点
現在、キングオブコメディは不祥事により解散。
ピースはソロ活動で活躍し、又吉直樹さんが芥川賞を受賞。綾部祐二さんはニューヨークへ活動拠点を移しました。
キングオブコント2011
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優勝者:ロバート
獲得点数:1876点
準優勝者:2700
獲得点数:1809点
完全優勝を成し遂げたロバートは現在、それぞれの個性を生かし、ソロで活躍しながらも、2018年に結成20周年単独ライブの開催を予定しています。
キングオブコント2012
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優勝者:バイきんぐ
獲得点数:1941点
準優勝者:さらば青春の光
獲得点数:1807点
当時露出が少なかったバイきんぐは優勝をきっかけに大ブレイク。小峠英二さんは2018年出演本数ランキングで12位にランクインしています。
キングオブコント2013
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優勝者:かもめんたる
獲得点数:1905点
準優勝者:鬼ヶ島
獲得点数:1854点
ネタ中に悲鳴があがることもある、独特な世界観が持ち味のかもめんたる。大きなブレイクは叶いませんでしたが、現在は劇団かもめんたるを立ち上げ、注目されています。
キングオブコント2014
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優勝者:シソンヌ
獲得点数:チョコレートプラネット27点・シソンヌ74点
2014年は2本目のネタを披露する度に、1本目得点トップのチョコレートプラネットのネタと比べて、101人の芸人が投票する審査方法でした。
優勝したシソンヌより、バンビーノやチョコレートプラネットの斬新さが注目されました。
シソンヌは演技力が評価され、ドラマや映画などでも活躍されています。
キングオブコント2015
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優勝者:コロコロチキチキペッパーズ
獲得点数:933点
準優勝者:バンビーノ
獲得点数:926点
ダークホース枠で初優勝を果たしたコロコロチキチキペッパーズはブレイクし一躍有名に。
西野さんは2017年に結婚。ナダルさんは声優、CMにも抜擢されています。
キングオブコント2016
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優勝者:ライス
獲得点数:936点
準優勝者:ジャングルポケット
獲得点数:930点
優勝したライスは、大きくブレイクはせず、現在は単独ライブに力を注いでいます。
準優勝のジャングルポケットはそれぞれの個性を生かし、バラエティ番組の出演がさらに増えています。
キングオブコント2017
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優勝者:かまいたち
獲得点数:942点
準優勝者:にゃんこスター
獲得点数:928点
優勝したかまいたちより、準優勝であるにゃんこスターの方がブレイクしたことが話題となりました。
かまいたちは同じ年にM-1のファイナリストにも選ばれていましたが、未だブレイクには届いていません。
キングオブコント2018
優勝者:ハナコ
獲得点数:936点
準優勝者:わらふぢなるお
獲得点数:922点
キングオブコント2018王者に輝いたのは、初出場となるお笑いトリオ・ハナコ。霜降り明星や濱田祐太郎とともに「お笑い第七世代」と呼ばれるお笑い芸人です。
秀逸で熱量のあるコントが特徴的なハナコの実力については『ORICON NEWS』の記事によると、キングオブコント審査員長の松本人志さんから「結成4年目でこのレベルはなかなか」「この先の将来が楽しみ」と高く評価されるほど。
キングオブコントでの優勝以降、『ハナコのオールナイトニッポン0』や『にちようチャップリン』をはじめとした多彩なラジオ・テレビ番組へ出演しています。
2019年4月には初の単独ライブツアーを開催するなど、少しずつブレイクしているようです。
キングオブコント2019
優勝者:どぶろっく
獲得点数:935点
準優勝者:うるとらブギーズ
獲得点数:923点
キングオブコント2019王者に輝いたのは、ギター演奏と美声を用いたキレのある歌ネタが特徴的な、お笑いコンビのどぶろっく。
ファーストステージ・セカンドステージでは、いつものスタイルとは少し異なるオペラ調の歌に、堂々とした下ネタを含ませたコントが、数多くの視聴者と観客を爆笑の渦に巻き込みました。
ファイナルステージでは、男性の性を題材とした歌ネタを披露し、優勝しました。
これまで、M-1グランプリや歌ネタ王決定戦などといった、お笑いに関する多彩な大会に出場してきたものの、惜しくも優勝を逃してきたどぶろっく。
所属事務所である「浅井企画」から、初のキングオブコント王者が誕生したことで話題となりました。
本大会での優勝は彼らにとって、とてつもない自信につながったといえるでしょう。
優勝が決定した当時については、2019年9月の『ORICON NEWS』の記事によると「大きな大会で、すごくいい思いをしたことがなくて、実感がない」とコメントしていました。
キングオブコント2020
優勝者:ジャルジャル
獲得点数:464点
準優勝者:ニューヨーク
獲得点数:463点
若手と中堅が入り乱れる、キングオブコント2020を制したのは、同じ流れを繰りかえすコントや、Wボケスタイルの漫才が特徴的な、お笑いコンビ・ジャルジャル。
本大会に出場する芸人のなかでも、第1回のキングオブコントから13回連続で出場し続け、今回で4回目の決勝進出となったこともあり「今年は絶対に優勝する」という意気込みは人一倍高かったことでしょう。
「ファイナリスト3組が、優勝者レベルの高得点かつほぼ同点」という激戦の中、ジャルジャルが1本目に披露したネタ「やじワクチン」が合計477点を叩き出し、残り2人とわずか1点差で王者を勝ち取りました。
ファイナリストのなかでも一番芸歴が長く、これまで数々の悔し涙を経験してきたことからか、優勝者会見では「コントの神様が微笑んでくれた」と、涙ながらに語っています。
キングオブコント2021
優勝者:空気階段
獲得点数:486点
準優勝者:男性ブランコ
獲得点数:472点
決勝経験者が多く集まった、2021年度キングオブコントを制したのは、結成10年目のお笑いコンビ・空気階段です。
空気階段は、過去に2度キングオブコントに出場しており、2019年度は9位、2020年度では3位という結果を残しています。
3度目となる今年のキングオブコントについては「後はもう1位に上り詰めるしかない」と意気込みを見せていました。
決勝戦ではSMプレイのお店と警察官・消防士という異色の要素をミックスさせたコントを披露し、歴代最高得点となる「486点」を獲得。審査員の山内さんからは「映画1本見たような感じ」と高く評価されていました。
台詞はかっこいいのに、シチュエーションや格好が残念すぎる2人による、映画のアクションシーンを彷彿とさせる内容が、会場で爆笑の渦を巻き起こしていました。
また、ファイナルステージでは、先程とは全くスタイルが異なるコント「コンセプトカフェ」を披露し、474点を獲得!合計得点は960点です。
ファイナルステージでは、ファイナリスト2人が同点(459点)になるという、前代未聞の展開になったこともあり、最後まで目が離せない大会となりました。
ようやく掴んだキングオブコント優勝という結果については、「いろんな感情が思い浮かんで。嬉しくて泣いたのは初めてです」とコメントしています。
キングオブコント歴代優勝者まとめ
2008年:バッファロー吾郎
2009年:東京03
2010年:キングオブコメディ
2011年:ロバート
2012年:バイきんぐ
2013年:かもめんたる
2014年:シソンヌ
2015年:コロコロチキチキペッパーズ
2016年:ライス
2017年:かまいたち
2018年:ハナコ
2019年:どぶろっく
2020年:ジャルジャル
2021年:空気階段
2022年:ビスケットブラザーズ