漫才日本一を決める『M1グランプリ』!
年によって審査員の人数が変わったり、メンバーが変わっています。過去には辞退した審査員も。
M1の結果を、芸人の運命を左右する重要な審査員。歴代の審査員、過去2001年から最新2022年までを一覧で紹介します。
M1審査員の投票・評価方法
M-1の審査は、毎年8月上旬~11月中旬にかけて予選が行われます。M-1グランプリの決勝は12月です。
1回戦⇒2回戦⇒3回戦⇒準々決勝⇒準決勝⇒決勝と6回の審査の場が設けられていることになります。
審査方法は、第2回以降は一般客の審査を廃止し、7人(第11回は9人、第12回は5人)の審査員が1人100点の持ち点で審査・採点していきます。
第2回~第4回の大会までは審査員のモニターで開票結果が一斉に表示されていました。
第5回以降の大会では、大型スクリーンで発表され、左から1人ずつ順に開票する形式となりました。
そして、第6回以降からは司会の今田耕司さんが開票結果を1つずつ読み上げていく方式に。
また、第7・8・10・11回の大会では、優勝コンビが審査員の過半数の票を得ることが確定する直前(第10回以前は4票目、第11回は5票目を獲得する直前)に、間を置いて開票されるという形に最終的に変更となっています。
M1グランプリ2022年の審査員
・立川志らくさん
・塙宣之さん(ナイツ)
・中川礼二さん(中川家)
・富澤たけしさん(サンドウィッチマン)
・博多大吉さん(博多華丸・大吉)
・山田邦子さん
・松本人志さん
M-1グランプリ2022では、これまでM-1グランプリ審査員のリーダー的存在として、数多くの若手芸人たちを審査してきた上沼恵美子さん、オール巨人さんに代わり、博多大吉さんとタレントの山田邦子さんが審査員として加わりました。
博多大吉さんは、お笑いコンビ博多華丸・大吉のメンバーであり、(コンクール形式としての)第1回『THE MANZAI』の優勝者。
自身がツッコミとネタ作成を担当していることからも、番組放送前からネタの技巧について厳しくジャッジされるのではと噂されていたようです。
山田邦子さんは、女優・小説家・司会者などといった多彩な顔を持つお笑いタレント。
かつてゴールデンタイムに放送されていた『邦ちゃんのやまだかつてないテレビ』という冠番組を持ったことから「史上初の天下を取った女性ピン芸人」として、芸能界・放送業界から注目されてきた人でもあります。
そんな、芸能界のベテラン・大御所芸人ともいえる2人のM-1グランプリ参加に、番組ファンもメディアも放送前から大々的に取り上げていました。
過去のM1審査員一覧(2001~2005)
・島田紳助さん
・松本人志さん
・鴻上尚史さん
・ラサール石井さん
・春風亭小朝さん
・青島幸男さん
・西川きよしさん
・ラサール石井さん
・島田紳助さん
・松本人志さん
・大竹まことさん
・島田洋七さん
・中田カウスさん
・立川談志さん
・島田紳助さん
・松本人志さん
・南原清隆さん
・島田洋七さん
・ラサール石井さん
・大竹まことさん
・中田カウスさん
松本さんと同じお笑い第三世代のウッチャンナンチャンの南原清隆さんが審査員として参加しています。
他の番組ではあまりみられない組み合わせの顔ぶれですよね。
・西川きよしさん
・南原清隆さん
・大竹まことさん
・島田洋七さん
・春風亭小朝さん
・ラサール石井さん
・中田カウスさん
毎年、審査員を務めていた松本さんと島田紳助さんはこの年の審査員に不参加です。
・島田紳助さん
・松本人志さん
・渡辺正行さん
・大竹まことさん
・島田洋七さん
・ラサール石井さん
・中田カウスさん
関東芸人の“リーダー”と言われる渡辺正行さんが初めて審査員として参加しています。
過去のM1審査員一覧(2006~2010)
・島田紳助さん
・松本人志さん
・南原清隆さん
・渡辺正行さん
・島田洋七さん
・大竹まことさん
・中田カウスさん
2006年、島田洋七さんは2002年から毎年連続で審査員を務めていましたがこの年を最後に以降は登場していません。
・島田紳助さん
・松本人志さん
・上沼恵美子さん
・ラサール石井さん
・オール巨人さん
・大竹まことさん
・中田カウスさん
7回目にして、M-1に初めての女性審査員として上沼恵美子さんが登場しています。
・島田紳助さん
・松本人志さん
・上沼恵美子さん
・渡辺正行さん
・オール巨人さん
・大竹まことさん
・中田カウスさん
・島田紳助さん
・松本人志さん
・上沼恵美子さん
・東国原英夫さん
・オール巨人さん
・渡辺正行さん
・中田カウスさん
当時、宮崎県知事の東国原英夫さんが初参加しています。
・島田紳助さん
・松本人志さん
・南原清隆さん
・大竹一樹さん
・渡辺正行さん
・宮迫博之さん
・中田カウスさん
今までの審査員よりやや若手、雨上がり決死隊の宮迫博之さんとさまぁ〜ずの大竹一樹さんが審査員として初参加しました。
2010年でM-1ランプリは一旦終了し、2015年まで開催されていませんでした。
過去のM1審査員一覧(2015~2020)
・礼二さん(中川家)
・増田英彦さん
・岩尾望さん
・吉田敬さん
・徳井義実さん
・富澤たけしさん
・石田明さん
・佐藤哲夫さん
・哲夫さん
今までと全く違う顔ぶれの芸人たちが審査員を務めた年。歴代のM-1チャンピオンが審査員として参加しています。M-1の顔であった松本人志さんは審査員不参加。
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前年の審査員9人から大幅に人数を減らし、2016年は審査員5人の体制に。
・上沼恵美子さん
・松本人志さん
・博多大吉さん
・礼二さん(中川家)
・オール巨人さん
前年は不参加松本人志さんが審査員として参加しました。
2017年の審査員は、2010年以前と同じ審査員7人体制に戻りました。
・オール巨人さん
・上沼恵美子さん
・春風亭小朝さん
・礼二さん(中川家)
・博多大吉さん
・松本人志さん
・渡辺正行さん
松本さんをはじめ、審査員経験者のみの参加となりました。
🏆M-1グランプリ2018決勝戦🏆
ABCテレビ・テレビ朝日系列 全国ネット生放送中💥4640組の頂点に立つのはどのコンビ❗❓平成最後のチャンピオン誕生を見届けよう❗#M1 #M1グランプリ #漫才頂上決戦 pic.twitter.com/gBwo7pMOGf
— M-1グランプリ (@M1GRANDPRIX) December 2, 2018
・オール巨人さん
・上沼恵美子さん
・礼二さん(中川家)
・松本人志さん
・立川志らくさん
・富澤たけしさん(サンドウィッチマン)
・塙宣之さん(ナイツ)
2018年度のM-1グランプリでは、オール巨人さんをはじめとする審査員経験者の有名芸能人に加え、落語家の立川志らくさん、サンドウィッチマンの富澤さん、ナイツの塙さんを加えた7人体制。
立川志らくさんは、今回初のM-1グランプリ審査員を担当し、芸人・漫才師とはまた違った笑いの観点から審査を行っていました。また、サンドウィッチマンの富澤さんといえば、2007年度のM-1グランプリにおいて優勝したことでも知られており、2015年には審査員も務めています。
ナイツの塙さんも、2008年のM-1グランプリから3回連続決勝進出を果たしている実力者。まさに「笑いのプロフェッショナル」ともいえるメンバーで構成されていました。
・オール巨人さん
・上沼恵美子さん
・サンドウィッチマン・富澤たけしさん
・立川志らくさん
・ナイツ・塙宣之さん
・中川家・礼二さん
・松本人志さん
・オール巨人さん
・上沼恵美子さん
・サンドウィッチマン・富澤たけしさん
・立川志らくさん
・ナイツ・塙宣之さん
・中川家・礼二さん
・松本人志さん
2018年と2019年に続いて3年連続で同じメンバーになりました。
決勝のMCは今田耕司さん
M1グランプリ2021年の審査員
・オール巨人さん(9回目)
・上沼恵美子さん(9回目)
・サンドウィッチマン・富澤たけしさん(5回目)
・立川志らくさん(4回目)
・ナイツ・塙宣之さん(4回目)
・中川家・礼二さん(7回目)
・松本人志さん(15回目)
2018年・2019年・2020年に続いて4年連続で同じメンバーになりました。
決勝のMCは今田耕司さん
M1審査員を辞退した芸人の理由とは
出典:https://mantan-web.jp/article/20171130dog00m200019000c.html
M-1の審査員を過去に辞退したと伝えられている芸人は、まず島田紳助さん。
「漫才に恩返しをしたい」と「芸人を辞めるきっかけを与える」と島田紳助さんが企画し2001年からスタートしたM-1グランプリ。島田紳助さんが2004年の大会に審査員として出ていない理由は、吉本の女性マネージャーに暴行したということで謹慎処分中だった為です。
また、審査員の常連だったダウンタウンの松本さんが唯一、2004年と2015年の大会にはでておりません。
松本人志さんが2004年の審査員をしていない理由ですが、ウラ番組で浜田雅功さんが出演する『ジャンクSPORT』と時間帯が被っているから、と配慮して審査員を見合わせたことになっています。
しかし、仲の良い島田紳助さんが出演していないからではないか?という噂があります。復活した2015年の大会を理由は明かさていませんが、この理由が関係しているのではないかとささやかれているようです。
また、お笑いコンビの博多華丸・大吉の博多大吉さんは2018年度のM-1グランプリの審査員を辞退したことをTBSラジオ『たまむすび』にて話しています。
2017年度のM-1グランプリにて審査員を務めた博多大吉さん。『マイナビニュース』の記事によると、審査員辞退の理由については、2018度の審査員オファーが来た際に「審査員には同世代の関東の芸人さんが必要だと思った」とのこと。
また「浅草のナイツ塙くんとか、他事務所をまとめている座長的なサンド(=サンドウィッチマン)が入った方がいい」とも語っています。
M-1グランプリ審査員のベテランとして、時にはラスボスとして、多くの若手芸人たちをその長年の活躍によって磨かれてきた技術・観点で評価してきた、上沼恵美子さんとオール巨人さん。
2人がM–1グランプリの審査員を引退した理由については『デイリースポーツ芸能』にて開かされており、昨年のM-1グランプリ出演前から、オール巨人さんとの会話にて「(M-1の審査員は)ラストやね」と話していたとのこと。
また、オール巨人さんのオフィシャルブログによると、これまで上沼さんとオール巨人さんはお互いに「上沼さん(巨人さん)が出演するから私も出る」といった雰囲気で、M-1グランプリの審査員として出演していたようです。
引退を決めた後も、M-1グランプリ2022の審査員として出てくれないかというオファーは複数回あったようですが、オール巨人さんとともにきっぱり引退することを決意したようです。
ちなみに上沼恵美子さんの引退の裏側には、ネット中心の時代となった昨今、上沼さんが抱えていたプレッシャーも影響していたのではないかとメディアでは噂されています。
実際に、2022年12月18日の『スポニチ』の記事において、上沼さんは「審査員が審査されている気がした」「2018年の暴言騒動の際にはタレント引退も頭をよぎった」と明かしています。
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〜M1審査員まとめ〜
・準決勝で敗れた組は敗者復活戦に挑むことになる。
・敗者復活戦の枠の芸人は、準決勝を勝ち上がらないと決勝には進めないが翌年のシード権が与えられる。
・2004年の大会に島田紳助さんが審査員としてでていないのは謹慎中のため辞退。
・2004年と2015年の大会に松本人志さんが審査員として出ていない。