【メアリと魔女の花】声優一覧|原作とネタバレ、パクリと言われる理由とは?

映画

ジブリ出身の米林宏昌監督の映画『メアリと魔女の花』。

豪華芸能人がキャラクターをつとめた『メアリと魔女の花』声優一覧!原作本とは?ネタバレ、パクリと言われる理由についても紹介します。金曜ロードSHOW!2018年8/31

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メアリと魔女の花の原作

2017年7月に公開され、幅広い世代の人気を獲得してきた『メアリと魔女の花』

魅力あふれるキャラクター達と独特の世界観が印象的な映画の原作はイギリスの女性作家であるメアリー・スチュアート作、1971年初版の『The Little Broomstick』(日本では『小さな魔法のほうき』という児童文学作品です。

引用:https://near.st/product/2272697

原作も映画と同様、少女メアリが空飛ぶほうきに乗って冒険する様子が描かれています。40年以上前の作品で、現在は復刻版が発売されています。《新訳『メアリと魔女の花』原作本 メアリー・スチュアート著

『メアリと魔女の花』の原作『The Little Broomstick』が、1971年に出版されていることから、世界的に有名な魔法ファンタジー作品である『ハリーポッター』より20年以上前に作られた作品ということとなり、魔法や魔女が登場する作品の先駆者的作品といえるでしょう。

メアリと魔女の花 声優一覧

メアリ 声優

引用:http://nichigopress.jp/interview/158863/

主人公のメアリの声を担当するのは、NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』の妹・美子役として有名な杉咲花さん。

引用:https://otocoto.jp/news/sasaki-198/

杉咲さんは、米林監督作品『思い出のマーニー』の彩香役以来、2回目のコラボレーション。

可愛らしい杉咲さんの声は、好奇心旺盛で天真爛漫なメアリにぴったりですね。

ピーター 声優

メアリとともに、夜間飛行をめぐる不思議な冒険にまきこまれていく赤い館村の男の子・ピーターを演じるのは、神木隆之介さん。


神木さんは、『千と千尋の神隠し』の坊役や、『君の名は。』の瀧役など、アニメ声優としても幅広く活躍しています。

今回のピーター役においても、正義感が強く、真っ直ぐな性格のピーターの複雑な心の内まで豊かに表現していました。

マダム・マンブルチューク 声優

魔法界最高峰の大学「エンドア大学」の校長であるマダム・マンブルチュークの声を担当するのは天海祐希さん。

引用:https://kirakira-plus.com/archives/5107

天海さんは、映画版『名探偵コナン』『崖の上のポニョ』などといったアニメ声優として活躍する場面も多くなっています。

上品で、どこか謎めいたマダムの雰囲気は、天海さんの声質によくマッチしています。

ドクター・デイ 声優

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エンドア大学の魔法科学者であるドクター・デイを演じるのは、小日向文世さん。

引用:https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/1613519/

『HERO』や『バイプレイヤーズ』などといった数々の映画・ドラマに出演している小日向さんは、本作品が初めてのアニメーション声優への挑戦

一見怖そうな雰囲気でありながら、研究に熱心でちょっぴりキュートな一面もあるドクター・デイの役を小日向さんが声優を勤めました。

赤毛の魔女 声優

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物語の鍵を握る謎の魔女・赤毛の魔女を演じるのは満島ひかりさん。ミステリアスであり、強い心を持つ赤毛の魔女の雰囲気を、高い演技力で表現していました。

引用:http://news.livedoor.com/article/detail/14807384/

『カルテット』や『監獄のお姫さま』などをはじめ、様々なドラマに出演している満島さんは、2015年に放送されたドラマ『ど根性ガエル』のピョン吉の声優を担当したことでも話題となりました。

ほうき小屋の番人、フラナガン 声優


映画やCMと大活躍の俳優佐藤二朗さんがほうき小屋の番人、フラナガン役を担当。

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他にも豪華な大物女優が声優をつとめています。


赤い館のお手伝いさん、バンクス 声優:渡辺えり

シャーロット 声優:大竹しのぶ

メアリと魔女の花 ネタバレ

ここでは映画版『メアリと魔女の花』のあらすじとネタバレをお伝えします。まずはあらすじの分かるこちらの動画をどうぞ。


物語は過去の話、1人の赤毛の魔女が、魔女の国から盗み出した「夜間飛行」というの種を、自分が乗っていたほうきと一緒に森に落としてしまう場面から始まります。

数十年後、11歳の少女メアリは、”夜間飛行の花”の汁をほうきに付けてしまい、ほうきは独りでに動き始め、メアリを乗せて雲の中にある魔女の国に入っていきます。辿り付いたのは魔法世界最大学府「エンドア大学

しかし”夜間飛行の花”を探し求めている校長マダム・マンブルチュークにメアリとピーターは追われることに。(↓動画)

※結末のネタバレを知りたくない方は、下の『メアリと魔女の花「パクリ」とは?』へ進んで下さい。

〜ネタバレ〜

捕らわれていたピーターを助け出したメアリは、校長とドクターデイによる実験の失敗作をみてしまう。メアリは実験のために檻に入れられている動物たちを魔法で助けだす。

怒る校長マダムとドクターデイから逃げ出す途中、ピーターはマダムに捕まってしまう。

メアリは校長マダムとドクタデイの過去を知る事になる。昔は優しかった二人が、”夜間飛行の花”を知ったことによって、人が変わってしまい実験を始め、全ての魔法を操ろうとするようになったのだった。

マダムに本を奪われたメアリはホウキの力も尽きてしまい、魔法の力がなくなってしまった。しかしピーターを助け出すために実験棟へ向かう。メアリによって実験棟の檻から解放された動物たちが、メアリに協力をし、ピーターの元へたどり着く。

すでにピーターへの実験が始まっていて、ピーターを取り込んだ力の塊は暴走しだす。メアリはマダムから本を取り返し、ピーターの手と合わせ魔法を解く。

〜魔法によって暴走は止まり、全てが終わった〜

引用:http://gensakudaidoku.hatenablog.com/entry/2017/07/15/084222

この映画の注目ポイントは、まさに『ハリーポッター』のような「選ばれし人間」ではなく、何のとりえもない「普通の人間」が突然魔法の力を手に入れたという設定に基づいている点です。

特別な力も才能もないメアリが主人公であるからこそ、映画を見ている試聴者が感情移入しやすく、ハラハラドキドキさせられる内容になっています。

メアリと魔女の花「パクリ」とは?

『メアリと魔女の花』がロードショーされて以降、実際に映画を見た人の間では「パクリ疑惑」が話題となりました。

「とあるパクリ疑惑」とは、メアリと魔女の花』のストーリー構成・作画等が「過去のジブリ作品と似ている」というもの。

『メアリと魔女の花』を制作したのは、スタジオポノックという制作会社であり、実はこの団体は、元スタジオジブリに所属していた米林宏昌監督とジブリ作品の宣伝担当であった西村義明さんが立ち上げたスタジオなのです。


公式ホームページの「監督からのメッセージ」において、米林宏昌監督は『メアリと魔女の花』を作るにあたって感じた思い・決意をまとめています。

『思い出のマーニー』が完成したあとに、ひとつの思いがあったからです。「機会がある限り、アニメーション映画を作り続けたい」ということでした。

ジブリという恵まれた環境でしか作ったことのない自分が、まったくのゼロに戻り、そこから一本の映画を完成させることができるだろうか。

スタッフもおらず、ましてやスタジオもない、製作費は集まるのだろうか、という不安しかありませんでした。でも、描き続けるしかない。描き続けることが僕の仕事だからです。

引用:http://www.maryflower.jp/about/message.html

文章からは「ジブリ」という一つの作風が世の中に根付いたなかで「ジブリから離れた、全く新しい作品を作ること」への不安が感じられますね。

また、産経新聞のインタビューによると、メアリと魔女の花』がジブリ作品に似ているという指摘を受けることは、あらかじめ想定の範囲内だったとのこと。

引用:http://www.maryflower.jp/

スタジオポノックが制作した、初の長編映画となる『メアリと魔女の花』は、2014年にスタジオジブリが解散した後「スタジオジブリ作品のような作品をもう一度作りたい」という想いから作られた作品でもあるため、作風や作画がジブリに似ているというのも当たり前ともいえるでしょう。

(参照:産経新聞「ジブリの呪縛から解放された監督が作った魔法の物語」

メアリと魔女の花 歌


数々の魔法が創り出す、不思議で幻想的な作風を飾る主題歌は、人気音楽バンドSEKAI NO OWARIが歌うRAIN

こちらは歌詞付きの動画↓


「雨」をモチーフに人生と成長を描く歌詞や曲調から感じられる、絵本のような世界感はまさに『メアリと魔女の花』にぴったりですね。

〜まとめ〜

引用:https://cinema.ne.jp/recommend/maryflower2017071506/

主人公の少女・メアリの、魔女の花をめぐる大冒険を描いた物語『メアリと魔女の花』

主人公のメアリはもちろん、個性豊かなキャラクター達の声優を豪華俳優陣が担当していました。

作品のパクリ疑惑は、監督がジブリのような映画をもう一度作りたかったということから想定内、ということでした。

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