費用も抑えられ、墓の維持の負担がない「散骨」について、話題の散骨方法をご紹介します。風船(バルーン)散骨で宇宙に?海は永遠のロマン、海外散骨も?
NHK所さん!大変ですよ10/5「お墓の悩み解決します!謎の人気墓地」
散骨とは
お葬式の後、火葬して、遺骨はお骨壷に入れて、お墓へ納め、お盆や年末年始など定期的にお墓参りに行くのが習慣ですよね。
墓地の維持費は、毎年数千円〜数万円と言われています。寺院や霊園などそれぞれ墓地の管理費が毎年かかるんですね。
費用もさることながら、お墓が遠かったり、核家族化により墓の管理をする人がいなくなるなどの問題もあり、今、遺骨を自然に還す「散骨葬」が増加しているいうのです。
散骨とは、細かく砕いた遺骨を、山海に撒き、最終的には自然と融合していく自然葬の方法の一つです。
実は、日本では以前は散骨する自然葬が一般的だったんです。庶民がお墓を作るようになったのは江戸時代あたりからということで、自然に散骨するというのは珍しくなかったんですね。
最近、散骨を選ぶ人が増えていると言われ、中でも「宇宙」と「海」が人気なんだそう。どのようなやり方なのか見てみましょう。
風船で飛ばす宇宙散骨
宇宙に散骨する宇宙葬はアメリカ発のスタイル。遺灰の一部をカプセルに入れ、宇宙へ打ち上げて、数ヶ月〜数年、地球の周り軌道を周り最後は大気圏に突入時、流れ星のように燃えてなくなるといった方法。
小さなカプセルに入れて、大勢の遺骨との相乗りでロケットへ搭載され宇宙に打ち上げられるようです。
亡くなった人が最後に「流れ星になる」というのは美しいですしストーリー性がありますね。
日本では風船に細かく砕かれた遺骨を入れて、空絵飛ばすこちらの方法がとられています。
「スッキリ!」でも取り上げられていました。この風船は最後に成層圏へ突入し、破裂して遺灰は宇宙へ飛び散るという仕組みのようです。カラフルな風船で宇宙へ向かうお葬式は、悲しみに暮れる葬儀とは雰囲気が違いますね。
風船・宇宙散骨の費用
宇宙散骨はどのくらいの費用がかかるのでしょうか?
ロケットに乗って最後に星になる宇宙散骨は、
30万円弱で日本でもできます。
http://space.minrevi.jp/
風船を使うタイプ、バルーン宇宙葬は24万円。
20人まで一緒に風船を打ち上げられ、参加できるとあります。
http://www.balloon-sou.com/price.html
人気!海に散骨
散骨を希望する人は、海が良いと生前に自分で決める人も多いそうです。
芸能人の、石原裕次郎さん、立川談志さんなどが海洋散骨を行なったことでも知られています。男性は特に海が好きだったり、最後は海に還るのが男のロマンなのかもしれませんね。
沖縄やハワイなど、憧れの綺麗な海を希望する人も増えているそう。生前に旅行がてら海を下見に行き、ここの海に撒いてほしい、と選ぶことも。
海洋散骨の費用はどのくらいかかるのでしょうか?
海洋散骨の費用
海洋散骨は海へ船で出て散骨するので、船の費用がかかります。合同か完全貸切かで料金の差が出るポイントとなります。
業者に委託し代行でお願いする場合は、5万円前後となっています。
他のご家族と相乗りで船を利用し散骨する場合は、10万円前後。
家族貸切で散骨を希望する場合は、船をチャーターして行くことになるので、個人散骨となり、費用は30万円前後というのが相場のようです。
まとめ
いかがでしたか?今、注目を集めている散骨についてお届けしました。
海に還る海洋散骨。海に行くと故人のことをいつも思い出せますよね。宇宙へ旅立つ宇宙散骨、バルーン散骨は、星になって見守ってくれてる、という気持ちに。
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お墓を持たない選択肢として一度考えてみるのも良いかもしれませんね。あなたはどの場所へ散骨してほしいですか?