大阪市天王寺動物園とは
地下鉄御堂筋線・堺筋線の動物園前駅から徒歩で4分程度でアクセスが可能という、都会の中心地に位置する公立動物園「天王寺動物園」。
「おもろい・あきない・みんなの動物園」をコンセプトとしており、2015年に開園100周年を迎えています。
さらに、2018年度の入場者数は167万人という、全国の動物園において第3位にランクインするほどの高い人気を誇る、日本で3番目に歴史の長い動物園です。
約11ヘクタールの園内には、180種類もの動物が飼育されており、日本発の水中透視展示プールを採用したカバ舎や「アフリカサバンナゾーン」などといった、野性動物の暮らしをリアルに再現した「生態的展示」を基本とした展示が用意されています。
また、園内では飼育員によるエサやりの様子も観察できるため、のんびりエサを食べたり、飼育員と甘えたりする動物達の可愛い姿をじっくり見られる点も魅力といえるでしょう。
なかでも、昼間では観察できない動物達の夜の姿が見られる期間限定イベント「ナイトZOO」やごはんタイム・おやつタイムなどを通したふれあい体験は、毎年多くの観光客から大人気です。
また、天王寺動物園では、ホッキョクグマやコクチョウなどの珍しい動物もじっくり観察できるようになっており、なかでも特にニュージーランドの国鳥であるキーウィが観察できるのは日本国内で天王寺動物園のみとなっています。
見応えたっぷりの展示を堪能できるだけでなく、入園料も大人500円・子供200円と安く、手軽に非日常や動物の生態を学べることから、学校の遠足の目的地としても人気であり、ファミリー層からも注目されている観光スポットなのです。
大阪市天王寺動物園のコロナ対策方法は?行っても大丈夫?
毎年多くの観光客が来園している天王寺動物園は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、2020年4月8日から臨時休園していましたが、2020年5月26日には全国の動物園に先駆けて通常営業を再開しました。
しかし、全てのイベントやプログラムが通常通り開催されているわけではなく、来園者が動物へ直接エサやりができる「ふれあい広場」やズースクールなどの教育プログラムをはじめとした、一部の施設・園内イベントは閉鎖および中止となっています。
また、通常営業再開後も臨時閉鎖が続いていた、アイファー(爬虫類生態館)や夜行性動物舎は、6月24日から観覧が再開されていますが、その日の混雑状況によって入場規制がかけられる場合もあるとのこと。
園内ではコロナウイルスの感染予防対策に関する取り組みも行われており、手すりやガラス・トイレなど、来園者が直接触れやすい部分の消毒が徹底されているうえ、獣舎付近には、飛沫防止の遮へい板や来園者用のアルコール消毒液も設置されています。
職員手作りのソーシャルディスタンスの目安シールには、天王寺動物園で人気の動物であるキーウィの足跡をイメージした可愛いデザインが施されており「コロナ対策のなかでも楽しめるように」という天王寺動物園の思いやりが感じられますね。
しかし、通常営業を再開したとはいえ、なかには「自粛ムードが続いている今、天王寺動物園を訪れても良いのかな?」と不安になっている方もいるのではないでしょうか?
天王寺動物園では、混雑状況によって、天王寺動物園全体に入場制限がかけられる場合があり、入園制限時の入園には各ゲートで配布する整理券が必要となるなど、来園者同士の距離を保ちながら、ゆったり観覧できるようになっています。
可愛すぎた。天王寺動物園 pic.twitter.com/J2d6dJ9tK7
— 瞳@自遊人 (@donhitomi) June 24, 2020
ツイッターをはじめとしたSNSでは、天王寺動物園の再開を喜ぶ声や、実際に動物園を訪れたという内容の投稿をしている人もおり、自粛ストレスに悩む多くの人が可愛い動物達に癒されているようです。
とある用事で半年ぶりの天王寺動物園でした。池コロというチキンラーメン衣でザクザクした食感が美味でした。 pic.twitter.com/3V3ODlZBbf
— 擬宝珠(ギボウシ) (@gibowshi187) June 25, 2020
混雑時の入園に必要な整理券は先着順であり、その日の混雑状況などは公式サイトのスタッフブログから確認できるようになっています。
実際に訪れる際には、スタッフブログの「混雑状況」をこまめにチェックしておくことおすすめします。
また、天王寺動物園は、2020年6月28日の夜11時から放送の『情熱大陸』に出演予定となっており、コロナ対策・動物の体調管理の裏側の一部が見られるとのことですので、こちらも要チェックですよ!