【2023年最新】TEPPENピアノ歴代優勝者・演奏曲・順位まとめ

テッペンピアノ2020TEPPEN

特技を持つ芸能人が演奏を披露するTEPPEN(てっぺん)ピアノ対決

審査・評価方法のルールや結果、ヤラセ疑惑など論争も巻き起こるTEPPENピアノ対決ですが、毎回人気の対決です。

2023年8月、2023年2月、2022年10月、2022年2月、2021年10月、2021年1月、2020年9月、2020年1月、2019年8月、2019年1月のピアノ対決の出演者全員の演奏曲と得点結果、優勝者を一覧でまとめました。

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TEPPEN2023年8月ピアノ対決の演奏曲・順位

2023年8月12日に放送された『芸能界特技王決定戦 TEPPEN』。

今回は番組のメインであるピアノ対決のみで、前回の「団体戦」に代わり、今回は「個人戦」での戦いです。従来のバトルステージ・フリーステージは廃止。

選ばれし演奏者全12名をA・B・C・Dの全4ブロックに分け、各ブロックで最高得点を獲得した演奏者が決勝に進出します。

演奏曲は各演奏者が決定するルールなので、演奏者1人ひとりの特色・表現力がぶつかる白熱した戦いとなりました。

Aブロック

小玉ひかり

  • 演奏曲:Vaundy『怪獣の花唄』
  • 点数:748点

Aブロックのトップバッターは、ピアノ弾き語りシンガーソングライターの小玉ひかりさんです。

14歳から音楽活動を始めており、若手音楽ユニット「ぷらそにか」にも参加。ボーカルやキーボード・クラリネットなどを担当しています。

人気音楽グループ・YOASOBIのボーカルであるikuraさんの親友であり、一緒にグループ活動をしていた経験もある音楽の逸材です。

そんな小玉ひかりさんが演奏するのはVaundyの『怪獣の花唄』。

子ども時代の無邪気でわんぱくなイメージをノスタルジックな雰囲気に演奏していました。終盤に広がる難関の跳躍・連打パートも軽快に弾く様子は、多くの視聴者から注目されました。

よみぃ

  • 演奏曲:10-FEET『第ゼロ感』
  • 点数:759点

続いての演奏者は、YouTubeメインチャンネル登録者は212万人超、サブチャンネルは55万人超という人気YouTuberのよみぃさん。

作曲家・ピアニストとしての一面も持ち合わせており、TBSのバラエティ番組『再現出来たら100万円!THE神業チャレンジ』では、目隠しピアノ演奏を2度成功させるなど、ピアノの天才ともいえる人物です。

TEPPEN初登場であるよみぃさんが一回戦で演奏したのは、映画『THE FIRST SLAM DUNK』のエンディングテーマである10-FEETの『第ゼロ感』。

難関パートの右手の連続反復をはじめとした多種多様な音を統一させ、情報量と秀逸さ抜群のアレンジで多くの視聴者を圧倒させています。

しかし、審査員の松任谷さんからは「感情表現を込めたアレンジがもっとできたと思う」との評価。決勝戦では音数だけではない、奏者の感情を乗せた演奏ができるかどうかが課題とされました。

望月琉叶

  • 演奏曲:坂本冬美『夜桜お七』
  • 点数:739点

Aブロック最後の演奏者は、グラビアもできる演歌歌手として注目されているアイドル・望月琉叶(もちづき るか)さん。2022年11月8日には日本レコード大賞新人賞を受賞した経歴もあります。

3歳からヤマハ音楽教室でピアノ・歌のレッスンを受け、中学時代には吹奏楽部で活動するなど、幼い頃から音楽とともに生きてきた人物でもあるのです。

そんな望月さんは、一回戦で演歌の定番曲ともいえる坂本冬美の『夜桜お七』を披露。終盤に広がる難関パートを丁寧に弾ききっています。

一音一音に重厚感を持たせつつも、高音域でどこか繊細な印象が垣間見える点が、同じ演歌歌手ならではの表現といえるでしょう。

僅差での戦いとなったAブロック。結果はよみぃさんが決勝進出を決めました!

Bブロック

泉水はる佳

  • 演奏曲:Superfly『愛をこめて花束を』
  • 点数:757点

Bブロック最初の奏者は、千葉テレビ放送アナウンサーである泉水はる佳さん。

趣味の1つがピアノであり、4歳からピアノを始めた後、小学生時代にはオリジナル曲を作曲。ヤマハ音楽能力検定5級を持つなど、音楽に関する豊かな知識を持つ人物です。

そんな泉水はる佳さんが披露したのは、Superflyの『愛をこめて花束を』。優しくも力強さがあるバラードであるこの曲を、ほんのり軽快さを加えた明るい雰囲気にアレンジ。Bメロ・Cメロ部分の複雑な音もスピーディに演奏していました。

なのはな

  • 演奏曲:X JAPAN『紅』
  • 点数:782点

続いて演奏したのは、結成3年目の男女7人組バンド「ヒエポポン シスターズン」のキーボード担当・なのはなさん。

ピアノ歴20年というベテランであり、名門音楽大学の桐朋学園の卒業生。日本国内で屈指の難易度である全日本学生音楽コンクールでは、当時中学2年生で第66回大会にて全国3位に入賞しています。

そんなピアノのエリートであり、地上波初登場のアーティストであるなのはなさんが披露したのは、X JAPANの『紅』。

力強さを秘めたバラード調の出だしから、難所パートの細かく複雑な指使い・超高速両手連打を流れるように弾ききりました。

超難関の広域移動も朝飯前と言わんばかりの、軽やかでリズミカルな演奏には、スタジオの観客席にいたバンドリーダーのいわたまありさんも思わず号泣。

審査員の森さんからは満点の100点を獲得し、本日最高得点である782点を叩き出しました。

勝野健

  • 演奏曲:TOKIO『宙船』
  • 点数:730点

Bブロック最後の奏者は、フジテレビ入社2年目のアナウンサーである勝野健さん。学生時代にはボートや水泳などのマリンスポーツへ熱心に取り組んでおり、全国大会出場経験も持っています。

TEPPEN出場者のなかでは珍しい「ピアノの実力が未知数」とされた人物であり、どこまでの表現・演奏ができるかが放送前から注目されていました。

そんな勝野さんが勝負曲として選んだのは、TOKYOの『宙船』。

バラード超の出だしから軽快に演奏を進めていたものの、極度の緊張からか演奏中にはミスを連発してしまい、結果は730点と伸び悩みました。

多彩な業種からの参戦者が集まったBブロック。結果は、なのはなさんが決勝進出を決めました!

Cブロック

小林萌花

  • 演奏曲:モーニング娘。『恋愛レボリューション21』
  • 点数:772点

Cブロックのトップバッターはハロー!プロジェクト所属のアイドルグループ・BEYOOOONDSのメンバーであるアイドルの小林萌花(こばやし ほのか)さん。

兄の友人のピアノ演奏をきっかけに5歳からピアノを習いはじめ、後に東京音楽大学付属高等学校を経て、東京音楽大学音楽学部音楽学科器楽先攻ピアノ演奏家コースを卒業。音楽に関する高い知識と演奏技術を持つ天才といえる人物です。

そんな小林萌花さんが披露したのは、モーニング娘。の『恋愛レボリューション21』です。アイドルの先輩たちの象徴といえるこの一曲。

サビにかかるまでの複雑なメロディや、終盤に向けて詰め込まれた連続跳躍といった難関パートすらも力強く表現していました。

綺咲愛里

  • 演奏曲:ウタ from ONE PIECE FILM RED『私は最強』
  • 点数:742点

続いての奏者は、元宝塚歌劇団星組トップ娘役である綺咲愛里さん。

幼稚園の頃からピアノとバレエを習い始め、その演奏技術の高さからピアノの先生から音楽学校の受験を勧められたのだそう。

そんな綺咲さんが選んだ勝負曲は、ウタ from ONE PIECE FILM RED『私は最強』。

作品の登場人物であるウタの明るく快活な一面と寂しさを秘めた一面を表すように、軽快でリズミカルな表現と柔らかい音を詰め込んだアレンジを披露。

終盤にかけて配置された長期の難関パートである左手の跳躍も、難なくクリアしていました。

コルファージュリア

  • 演奏曲:QUEEN『Bohemian Rhapsody』
  • 点数:765点

Cブロックの最後を飾るのは、アミューズ所属のセレブタレントであるコルファージュリアさん。

父親がイギリス人、母親が日本人のハーフであり、IQ456の高い知能と4か国語を話せるマルチリンガルでもあります。

高級邸宅のリビングには巨大なピアノがあり、ピアノで3か国留学をするといった、ピアノに対する愛が深い人物です。

コルファージュリアさんが選んだ勝負曲は、QUEEN『Bohemian Rhapsody』。やさしさと力強さのこもったバラード調のリズムから、軽快なサビへの流れるような演奏はどこかクラシカルな印象がありました。

要所要所で入る声も、難関パートである高速の駆け上がりからもセレブの気品が感じられます。

三者三葉の表現を活かした演奏が見られたCブロック。結果は、小林萌花さんが決勝進出しました!

Dブロック

石井ひなこ

  • 演奏曲:YOASOBI『アイドル』
  • 点数:742点

Dブロックのトップバッターはグラビアアイドルの石井ひなこさん。音大出身であり、ピアノは3歳から続けているのだそう。また、フルートも4年間習っており、絶対音感の持ち主でもあります。

そんな石井さんが披露する勝負曲は、YOASOBIの『アイドル』。出だしから続くスピーディかつ重厚感のある音が、曲が持つどこか妖しげな雰囲気を表現していました。

サビの部分では広がっていく多彩な音を統一感を持たせつつも、激しさのあるメロディにアレンジしており、多くの視聴者を魅了していました。

都留拓也

  • 演奏曲:ダイアモンド☆ユカイ『君はともだち』
  • 点数:751点

続いての奏者は、お笑いコンビ「ラパルフェ」のツッコミ・ネタ作り担当である都留拓也(つる たくや)さんです。

モノマネを得意としており、『トイ・ストーリー』のウッディをはじめ、阿部寛・大泉洋などをはじめ、多彩なレパートリーがあります。

都留さんの詳しいピアノ・音楽歴については公開されていませんが、YouTubeには都庁のストリートピアノで、ウッディのコスプレをしてトイ・ストーリーの名曲である『君はともだち』を披露。その卓越した演奏技術から、高いピアノ演奏技術を持っているといえるでしょう。

そんな都留さんが選んだ勝負曲は都庁のストリートピアノでも披露された、ダイアモンド☆ユカイの『君はともだち』。

もはや勝負服ともいえるウッディのコスチュームに身を包み、演奏前からすでにウッディモード。視聴者やスタジオの出演者たちをじわじわくる笑いに誘いました。

「顔芸も演奏のうち」と言わんばかりに取り入れつつ、高速移動や中盤からのリズミカルなテンポのメロディも軽快に演奏。

終始ウッディ・プライドの明るくて愛嬌のあるアレンジは、視聴者やスタジオからも「まるで映画のなかにいるみたい」とコメントされるほど。聴く者の心を和ませる、ユーモアたっぷりの演奏でした。

スミワタル

  • 演奏曲:Whiteberry『夏祭り』
  • 点数:780点

Dブロックの最後を飾るのは、YouTube登録者12万人超のピアノ系YouTuber・スミワタルさん。

クラシックピアノに触れ始めたのは3歳からで、11歳のときにジャズピアノの演奏に衝撃を受けたことをきっかけに本格的にジャズピアノを始めたのだそう。

大阪芸術大学在学中に演奏活動を始め、ニューヨークの名門であるジュリアード音楽院にも留学。過去には3度の全国優勝経験もあるほどの実力派ピアニストです。

そんなスミワタルさんが選んだ勝負曲は、Whiteberryの『夏祭り』。

イントロを原曲から大きく変えるという大胆なアレンジを加えており、曲本来のポップな雰囲気を残しつつ、大人っぽいジャズ風アレンジに仕上げていました。「音が踊る」というスミワタルさんのコンセプトを活かした演奏といえます。

演奏者がそれぞれ持つ魅力・良さを活かした演奏が楽しめたDブロック。結果は、スミワタルさんが決勝へ進出しました!

 決勝戦

よみぃ

  • 演奏曲:MONGOL800『小さな恋のうた』
  • 点数:783点

決勝戦のトップバッターは、接戦となったAブロックを勝ち抜いたYouTuberのよみぃさんです。演奏曲にはMONGOL800の『小さな恋のうた』を採用。

1回戦での「感情表現を乗せたアレンジがもっとできると思う」というアドバイスを活かし、明るくフレッシュな印象のこの曲をバラードを強調しつつ、力強い音にアレンジしていました。

難関パートの右手の高速反復も、よみぃさんの十八番といえる音の情報量を乗せ、ダイナミックに弾ききりました。

審査員の松任谷さんは1回戦からのよみぃさんの変化に思わず笑みを浮かべており「音が生きている」とコメント。点数も783点と、本日の最高得点をさらに更新するほどの高得点です。

小林萌花

  • 演奏曲:Official髭男dism『Cry Baby』
  • 点数:786点

決勝戦2人目のチャレンジャーは、個性は揃いのCブロックの優勝者である小林萌花さんです。演奏曲はOfficial髭男dismの『Cry Baby』をチョイスしました。

初手から両手の高速移動という難関パートが広がるこの難曲。

重厚感・力強さをメインに、ほんのりバラード調を加えたアレンジを披露し、まるでドラマの起承転結のような広がりのある演奏がスタジオを感動に包んでいました。

スミワタル

  • 演奏曲:ゴダイゴ『銀河鉄道999』
  • 点数:786点

決勝戦3人目の奏者は、個性派揃いのDブロックを勝ち抜いたスミワタルさんです。演奏曲はゴダイゴの『銀河鉄道999』を選択。

宇宙に広がる星のまたたきを思わせるファンタジックな曲の入りはロマンチックな雰囲気があります。

高速かつ小刻みな右手の演奏といった難関パートや、それに続く跳ねるような音の響きはジャズの軽快さと物語の終わりのような華やかさがあります。

得点は「786点」で、なんと小林萌花さんと同点という前代未聞の展開に!番組の「審査員の松任谷さんの点数が高い方が勝ち」というルールにより、1点差で小林さんに敗れました。

なのはな

  • 演奏曲:ABBA『Dancing Queen』
  • 点数:793点

決勝戦の最後を飾るのは、多彩な業種からのチャレンジャーが接戦を繰り広げたBブロックを勝ち抜いたなのはなさんです。演奏曲は、ABBAの『Dancing Queen』。

出だしから複雑な右手の指づかいが試される難曲ですが、軽快で曲の特徴的なリズムも正確に弾ききりました。

曲の転調後の左手の超跳躍といった難関パートも楽しく、跳ね回るような音で表現。ピアノを本気で楽しんでいる人の音だと感じさせる演奏でした。

スタジオ大絶賛の演奏でしたが、演奏後のなのはなさんは「まだもっと弾けた」と涙を流すシーンも。

しかし、審査員3名から100点満点を獲得!総合点は793点という、本日最高点をさらに大きく更新する結果となりました。

決勝進出者たちによる白熱したバトルの結果、なのはなさんが優勝しました!

TEPPEN2023年2月ピアノ対決の演奏曲・順位・優勝者

2023年2月4日に放送された『芸能界特技王決定戦 TEPPEN』。そのメインとなるピアノ対決ですが、今大会は史上初の「団体戦」による戦いとなりました。

今回は、TEPPENの歴史を作って来たピアノ女王・松井咲子さん、そして新時代のTEPPENを担う新王者・五条院凌さんがそれぞれチームを結成。1stステージでの勝敗と、ファイナルステージの得点の合計点が高いチームの勝利となります。

1stステージ①:ミスタッチラリー

1stステージの種目は「ミスタッチラリー」です。これまでの大会で実施されていた「バトルステージ」を団体戦用にアレンジしたものです。

ルールは、松井チーム・五条院チームから1人ずつ選出し、課題曲を交互に演奏します。
ミスタッチが少ない方が勝利となり、勝者が所属するチームに5点が加算されます。

遠坂めぐVS野澤しおり

・課題曲:Ado『新時代』
遠坂めぐ:ミス1回
野澤しおり:ノーミス

1stステージ最初の戦い。松井チームからは、YouTube累計3億回再生の弾き語りインフルエンサー・遠坂めぐさんが選出。五条院チームからは、人気子役でありTEPPEN最年少出場者・野澤しおりさんが選ばれました。

課題曲は、Adoの『新時代』。映画『ONE PICE FILM RED』の主題歌でもあります。

序盤に遠坂さんが1回ミスタッチをしたものの、音の変化が激しい難関パートについては、2人とも難なく突破しました。

演奏の終盤、野澤しおりさんが自身の表現を押し出していく展開に。「自分のペースを出すことで、遠坂さんを焦らせる」という策だったのだそう。

結果は、遠坂さんがミス1回、野澤さんがノーミスにより、野澤さん(五条院チーム)が勝利し、5点獲得しています。

杉浦みずきVSしずりん

・課題曲:ブラックビスケッツ『Timing』
杉浦みずき:ミス3回
しずりん:ミス1回

2回戦、松井チームからは、TEPPENにおけるベテラン出場者の一人である杉浦みずきさんが選出。

五条院チームの一人で、東京ロックバンドのキーボード担当・しずりんさんとの戦いとなりました。

しずりんさんは、今大会がTEPPEN初出場ですが、大阪音楽大学出身。JPPAピアノコンクールにて、銀賞を受賞するほどの演奏技術を持っている実力者です。

ロックで活動する彼女が、ピアノでどのような表現をしてくれるのか、放送前から注目されていました。

課題曲は、ブラックビスケッツの『Timing』。

ピアノ女王故の負けられないことへのプレッシャーが原因か、杉浦さんが序盤からミスタッチが目立ってしまいました。

その後、しずりんさんが1回ミスタッチ。終盤に詰め込まれた難関パートは、危うい一面がありつつも、お互いに弾ききりました。

結果は、杉浦さんがミス3回、しずりんさんがミス1回で、しずりんさん(五条院チーム)が勝利となり、5点を獲得しました。

1stステージ②:速弾きクラシック

1stステージ2つ目の種目は「速弾きクラシック」。

各チームから選出された演奏者が、課題のクラシック音楽をできるだけ速く弾ききる、スピード重視の種目です。

タイマーのボタンを押して演奏を開始し、演奏修了をしたら再びボタンを押してタイマーをストップさせます。演奏中に4回ミスすると、強制終了となります。

演奏時間がより速い方の演奏者が所属するチームが勝利となり、5点獲得します。

松井咲子VS鈴木ゆうは

・課題曲:『トルコ行進曲』
松井咲子:17秒50
鈴木ゆうは:17秒51

1stステージ3回戦。松井チームからは大将・松井咲子さんが登場。

五条院チームからは、音大卒のエリートであり、指の訓練に特化したピアノ教本「ハノン」を5~6秒で弾ききるという特技も持っているピアノの実力者です。

課題曲は『トルコ行進曲』。元々スピード感のある曲調が特徴のクラシック音楽ですが、先攻の鈴木ゆうはさんは17秒51という速さで演奏終了。

ボタンを押す手が震えている姿からも緊張の様子が伺えますが、自己ベストを叩き出しました。

鈴木さんの超高速演奏を目の当たりにしても、流石ピアノ女王・松井さん。

ミス3回をしたものの、結果は17秒50というタイムを叩き出し、松井チームの勝利。5点を獲得しました。

尚「0.01秒差」という、少しの油断も許されない戦いに、審査員・ゲストを驚愕させました。

ぴあの男子ゆうちゃんVS五条院凌

・課題曲:『エリーゼのために』
ぴあの男子ゆうちゃん:12秒50
五条院凌:12秒45

1stステージ最後の戦い。松井チームからは、ストリートピアニストのぴあの男子ゆうちゃんが登場。

五条院チームの大将・五条院凌さんとの戦いになりました。

課題曲は『エリーゼのために』。

通常の演奏タイムは約40秒とされているクラシック音楽ですが、先攻の五条院さんが12秒45という驚異のスピードで、ノーミス演奏を披露しました。

五条院さんの圧倒的なスピード感に焦りを感じたのか、ゆうちゃんは3回のミスを連発する場面もありました。

タイムは12秒50と健闘したものの、結果は五条院さんの勝利となり、五条院チームがさらに5点を獲得。

五条院チームがリードした状態で、1stステージが終了となりました。

ファイナルステージ:フリー演奏

ファイナルステージの種目は、これまでのTEPPENでもおなじみの「フリー演奏」。各チームから選出された1名が、選んだ曲を自由に演奏します。

4名の審査員がそれぞれ最高25点(=合計100点満点)で採点し、演奏者が獲得した得点が、そのままチームの得点となります。

遠坂めぐVS野澤しおり

・遠坂めぐ
課題曲:DaiCE『CITRUS』
得点:23+22+22+21=88点

・野澤しおり
課題曲:HY『366日』
得点:22+23+23+22=90点

先鋒は、松井チームから遠坂めぐさん、五条院チームからは野坂しおりさんがそれぞれ選出。

遠坂さんはDaiCEの『CITRUS』を披露。序盤から続く複雑なリズムに加え、終盤には左手の跳躍・高速上昇を伴う難関パートが入った難曲です。

そんな難曲に対して遠坂さんは、前半部分を跳ねるようにリズミカルに、サビ前から大サビにかけて徐々にダイナミックになっていくという、強弱を意識したアレンジを加えていました。

対する野澤さんが選んだのは、HYの『366日』。

失恋がテーマの有名バラード曲ですが、実はとんでもない難曲。連続する左右の交差、高速上昇、広範囲に動く左手など、難関パートが立て続けになっています。

野澤さんは、この難曲を優しくもインパクトのある演奏にアレンジ。聞く者にうったえかけるような、力強さを感じさせました。

結果は、遠坂さんが合計88点、野澤さんが合計94点となり、五条院チームがさらにリードを広げる状況となりました。

杉浦みずきVS鈴木ゆうは

・杉浦みずき
課題曲:スピッツ『楓』
得点:22+23+23+22=90点

・鈴木ゆうは
課題曲:菅田将暉『虹』
得点:21+22+22+21=86点

次鋒は、松井チームからは杉浦みずきさん、五条院チームからは鈴木ゆうはさんが選出されました。

先攻は杉浦さん。いまだ点差が広がる一方の松井チームの状況に「まだまだ挽回できる!」とコメントし、演奏をスタートさせました。

杉浦さんが選んだのは、スピッツの『楓』。

右手の急上昇&急降下に加えて、高速オクターブなどの難関パートが広がる難曲ですが、サビ前の静けさから徐々に飛翔するような演奏を披露しました。

対する鈴木さんが選んだのは、菅田将暉の『虹』。

広がる左右対称の手の動き、左手の反復・交差など、左右の手が複雑に動き回る難曲ですが、鈴木さんは優しさと強さを兼ね備えた表現で演奏していました。

結果は、杉浦さんが合計90点、鈴木さんが合計86点となり、杉浦さん(松井チーム)が勝利しました。松井チーム、巻き返しスタートです!

ぴあの男子ゆうちゃんVSしずりん

・ぴあの男子ゆうちゃん
課題曲:きただにひろし『ウィーアー!』
得点:23+24+24+24=95点

・しずりん
課題曲:宇多田ヒカル『First Love』
得点:22+22+22+21=87点

続いて中堅となるファイナルステージ3回戦。松井チームからはぴあの男子ゆうちゃん、五条院チームからはしずりんが登場。

ゆうちゃんは、きただにひろしの『ウィーアー!』を選曲。

序盤から左手の高速伴奏が続く難曲であり、審査員の今井了介さん曰く「ゆうちゃんの楽譜が大渋滞なんだけど…」とドン引きするほどです。

そんな最強クラスの難曲を、ゆうちゃんは強弱をはっきりさせたインパクトのある演奏にアレンジしました。

ラスサビの転調から加速強打という驚きのアレンジは、会場のゲストや視聴者を虜にしました。

対するしずりんさんが選んだのは、宇多田ヒカルの『First Love』。

ロックを主戦場とするしずりんさんが、有名バラード曲をどのように表現するのかが注目されていました。

演奏が始まると、細かい連続交差・急降下などの繊細な技術が必要となるパートを、溜めるような柔らかい演奏にアレンジしていました。バラードの切ない雰囲気が伝わってきますね。

結果は、ゆうちゃんが合計95点、しずりんさんが合計87点となり、ゆうちゃん(松井チーム)の勝利。

松井チームが、五条院チームとの点差をどんどん縮めていく状況になりました。

松井咲子VS五条院凌

・松井咲子
課題曲:official髭男dism『Subtitle』
得点:24+23+24+24=95点

・五条院凌
課題曲:レディー・ガガ『BadRomance』
得点:25+25+25+25=100点

ファイナルステージの最後を飾るのは、大将戦。松井チームからは松井咲子さん、五条院チームからは五条院凌さんが、それぞれ満を持して登場しました!

新旧女王が相まみえる大将戦、この結果によってチームの勝敗が決まるという状況に、ゲストも視聴者も固唾を飲んで見守りました。

先攻は松井さんで、選曲はofficial髭男dismの『Subtitle』。

音数が多い右手、広範囲に伸びる左手、左手の跳躍など、難関パートが多い難曲です。

松井さんは、この難曲をジャズのように軽快な表現でアレンジ。

サビ部分にはバラードのようにしっとりとした演奏を取り入れ、最後までメリハリのある素敵な演奏に仕上げていました。

対する五条院さんの選曲は、レディー・ガガの『BadRomance』です。

リズムが取りにくく、複雑な楽譜の構成になっている難曲ですが、五条院さんは最初の1音目からインパクト大の演奏を披露!

演奏の途中には、完全にピアノから腕を放したり、同じくレディー・ガガの曲である『ポーカーフェイス』の一部が盛り込まれていたりなど、曲が持つ悲しみ、狂気を表現したようなパフォーマンスも登場していました。

結果は、松井さんが合計95点、五条院さんはなんと「100点」!

史上最高得点を獲得し、圧倒的な技術と演奏表現を以て、五条院さん(五条院チーム)が勝利しました。

審査員の松任谷さんは「やられた。この人は本物だ…」とコメントしています。

1stステージでの合計点、ファイナルステージの得点の合計を合わせると、松井チームは373点、五条院チームは382点。

五条院チームが見事、TEPPENピアノ対決団体戦を制しました!

TEPPEN2022年10月ピアノ対決の演奏曲・順位・優勝者

8位:山口めろん

●演奏した曲目
《バトルステージ》
Kinki Kids「硝子の少年時代」

《フリーステージ》
小沢健二 feat.スチャダラパー「今夜はブギー・バック」

●得点
バトルステージ:0点
フリーステージ(表現力+正確性+リズム+難易度+音色+特別審査員):92+93+91+97+92+91=556点

●合計得点:556点

2021年1月のTEPPENにおいて「ルージュの伝言」の右手高速演奏パートを見事弾ききり、日大の音楽科出身者としての実力を見せつけた山口めろんさん。

1年ぶりの出演となった今大会では、初出場でありTEPPENピアノ対決のダークホースの1人である野澤しおりさんとの対決になりました。

1回戦の課題曲はKinki Kidsの「硝子の少年時代」。これまでTEPPENに出場してきたベテランとしての実力を見せるべく、最初からダイナミックな演奏を披露。

しかし、難関パートを前にして2回のミス、難関パートにおいて立て続けにミスをしたことで、合計5回のミス。強制終了となってしまいました。

フリーステージで選んだ曲は小沢健二 feat.スチャダラパーの「今夜はブギー・バック」。

独特のリズムとテンポに加え、曲の終盤に難関パートが詰まっている曲でしたが、1回戦でのミスを挽回するかのように、流れるように華麗な演奏を披露しました。

7位:遠坂めぐ

●演奏した曲目
《バトルステージ》
Official髭男dism「ミックスナッツ」

《フリーステージ》
嵐「Monster」

●得点
バトルステージ:5点
フリーステージ(表現力+正確性+リズム+難易度+音色+特別審査員):91+95+93+97+90+88=554点

●合計得点:559点

TikTokおいて、昨今若者を中心に高い注目を集めているインフルエンサーであり、シンガーソングライターの遠坂めぐさん。

6歳から作曲をはじめ、現時点でオリジナル曲は1000曲以上と数多くの作品を作り上げています。

オリジナル曲「切れてるバターにキレてます」は、1日で10万回再生という記録を残しており、YouTubeチャンネルは登録者数15万人以上を誇るなど、その独特の表現が評価されています。

そんな遠坂めぐさんは、今大会においてTEPPEN初出場でありながら、一回戦から前大会2位の実力者である五条院凌さんとの対決に!

課題曲は人気アニメ『SPAY×FAMILY』の主題歌である、Official髭男dismの「ミックスナッツ」を披露。

どちらも譲らぬといった様子でノーミスの状態が続いていましたが、最後の最後で遠坂さんがミスを1回してしまい、惜しくも敗北となってしまいました。

フリーステージでは、嵐の「Monster」を披露。サビの特徴的なリズムはもちろん、曲のダークな雰囲気まで1つひとつの音で華麗に演出していました。

6位:yuma

●演奏した曲目
《バトルステージ》
プリンセスプリンセス「Diamonds」

《フリーステージ》
Ado「新時代」

●得点
バトルステージ:0点
フリーステージ(表現力+正確性+リズム+難易度+音色+特別審査員):94+94+95+92+94+93=562点

●合計得点:562点

YouTubeに投稿されているピアノ演奏動画が格好良すぎるとして、若者を中心に注目されているのが、YouTuberのyuma(ユウマ)さん。

立教大学NSHというビッグバンドクラブに所属しているyumaさんは、ストリートピアニストとして有名なハラミちゃんが「一押し」と太鼓判を押すほどのピアノの実力者でもあります。

「第12回国際ジャズオーケストラ・フェスティバル〜ステラジャム~」ではCJC賞を獲得し、2022年3月5日には東中のオルトスピーカーにてライブを行うなど、まさに将来有望なアーティストといえます。

そんなyumaさんの1回戦の対戦相手は、TEPPENの王者経験を持つ杉浦みずきさん。

課題曲はプリンセスプリンセスの「Diamonds」でしたが、難関パートにてミスを連発したことで、5回のミスで強制終了になってしまいました。

フリーステージでは、映画『ONE PEACE FILM RED』の主題歌でもあるAdoの「新時代」を選択。

曲の中盤・終盤に終結する難関パートを、持ち前の演奏技術とユニークな表現で弾ききりました。

5位:鈴木ゆうは

●演奏した曲目
《バトルステージ》
BiSH「プロミスザスター」

《フリーステージ》
あいみょん「マリーゴールド」

●得点
バトルステージ:5点
フリーステージ(表現力+正確性+リズム+難易度+音色+特別審査員):93+97+92+96+95+92=565点

●合計得点:570点

日本コロムビア所属のタレントであり、元劇団ハーベストの女優としての顔も持つ鈴木ゆうはさん。東京音大を卒業するエリートであり、音楽に関する高い知識や表現力を持っています。

ピアノの技術も高く、「ショパン国際ピアノコンクールinアジア」の地区大会にて銀賞を獲得、「ベーテン音楽コンクール」においては入賞経験もあります。また、2022年5月8日には初のピアノソロライブを開催していました。

そんな鈴木ゆうはさんは、1回戦にてぴあの男子ゆうちゃんさんと対決。課題曲にはBiSHの「プロミスザスター」という、軽快なリズムが特徴的な曲がセレクトされました。

軽快な滑り出しでお互いにノーミスが続く中、曲の中盤に位置する難関パートにて、鈴木さんがミスを出してしまいます。終盤に挽回をしようとするものの、ミス2回で敗北してしまいました。

フリーステージでは、あいみょんの「マリーゴールド」を選択。曲全体に万遍なく難関パートが続くことから、最後まで気が抜けない曲といえます。

そんな難曲を、柔らかにアレンジしており、審査員からも高く評価されていました。

4位:野澤しおり

●演奏した曲目
《バトルステージ》
Kinki Kids「硝子の少年時代」

《フリーステージ》
葉加瀬太郎「情熱大陸」

●得点
バトルステージ:10点
フリーステージ(表現力+正確性+リズム+難易度+音色+特別審査員):97+97+98+94+95+97=578点

●合計得点:588点

日本テレビ系列のドラマ『二月の勝者-絶対合格の教室-』の直江樹里役をはじめ、数々のドラマに出演してきた、今を輝く子役・野澤しおりさん。

特技はピアノであり、毎年のべ約45,000組もの参加者を誇るコンクール「ピティナピアノコンペティション」では2017年に全国決勝大会出場。

2018年には、同大会の地区本戦において第1位を獲得するほどの実力を持っています。

そんな新進気鋭な野澤しおりさんは、1回戦においてTEPPENにおけるベテラン選手といえる山口めろんさんと対戦しました。

TEPPEN初出場というプレッシャーがあったものの、課題曲であるKinki Kidsの「硝子の少年時代」を見事ノーミスパーフェクトで弾ききり、見事勝利しました。

フリーステージでは葉加瀬太郎の「情熱大陸」をセレクト。

テンポが速くてダイナミックな曲調であることから、難関パートがあちこちに散りばめられている曲でありながら、演奏を通してその力強さを見せつけました。

3位:ぴあの男子ゆうちゃん

●演奏した曲目
《バトルステージ》
BiSH「プロミスザスター」

《フリーステージ》
大滝詠一「君は天然色」

●得点
バトルステージ:10点
フリーステージ(表現力+正確性+リズム+難易度+音色+特別審査員):96+94+96+99+97+97=579点

●合計得点:589点

前回、1回戦にてムックに敗北したものの、フリーステージにてピアノインフルエンサーとしての本領を発揮し、審査員や視聴者の目を奪ったぴあの男子ゆうちゃんさん。

今大会の1回戦では、初出場となる鈴木ゆうはさんとの対決になりました。課題曲であるBiSH「プロミスザスター」を演奏し、難関パートをノーミスで突破するものの、曲の中盤にてミスを1回。

対戦相手である鈴木ゆうはさんと交互にミスするような状態ではありましたが、ミス1回の差により、勝利を収めました。

フリーステージでは、大滝詠一の「君は天然色」をセレクト。中盤から終盤へかけて続く急激なテンポアップがミスを誘う難曲ですが、ここでもピアノインフルエンサーとしての意地を見せてくれました。

2位:杉浦みずき

●演奏した曲目
《バトルステージ》
プリンセスプリンセス「Diamonds」

《フリーステージ》
Official髭男dism「宿命」

●得点
バトルステージ:10点
フリーステージ(表現力+正確性+リズム+難易度+音色+特別審査員):98+96+99+95+97+97=582点

●合計得点:592点

TEPPENにおけるベテラン選手の1人といえる杉浦みずきさん。毎回その高い演奏技術を駆使し、バトルステージ・フリーステージ共に高難易度パートをクリアしてきました。

そんな杉浦さんの1回戦の対戦相手は、ハラミちゃんが激推ししているYouTuberのyumaさん。

課題曲はプリンセスプリンセスの「Diamonds」と、軽快な曲調がミスを誘う難曲でありながら、1回のミスだけで突破。見事yumaさんに勝利しています。

フリーステージでは、Official髭男dismの「宿命」をセレクト。終盤にかけて長く続く難関パートが集中力を削いでくるハードな曲でしたが、2017年TEPPEN王者としてのプライドと表現力を見せつけていました。

1位:五条院凌

●演奏した曲目
《バトルステージ》
Official髭男dism「ミックスナッツ」

《フリーステージ》
Aimer「残響散歌」

●得点
バトルステージ:10点
フリーステージ(表現力+正確性+リズム+難易度+音色+特別審査員):100+98+98+100+99+100=595

●合計得点:605点

2022年2月のTEPPENにおいて、伊藤詩乃さんに惜しくも敗れ、2位となった五条院凌さん。

前大会ではAdoの「うっせぇわ」をセレクトし、序盤から次々と襲い来る難関パートを軽々と突破し、インパクト絶大な演奏で審査員たちを魅了していました。

そんな五条院凌さんは、1回戦において本大会初出場である遠坂めぐさんと対決。

交互に演奏し、お互いがノーミスという緊迫した状態の中、遠坂さんがミスしたことにより、五条院さんのノーミスパーフェクトとなり、見事勝利しています。

フリーステージでは、人気アニメ『鬼滅の刃 遊郭編』の主題歌であるAimerの「残響散歌」をセレクト。高速演奏をはじめとした難関パートをエレガントに演奏しました。

「今大会では唯一の難易度100点」という最難関曲でありながら、表現力・特別審査員が100点、正確性やリズムも98点と、ほぼパーフェクトに近い評価を獲得し、見事優勝しました。

TEPPEN2022年2月ピアノ対決の演奏曲・順位・優勝者

1回戦は「バトルステージ」、2回戦は「フリーステージ」という、従来とは異なるルールで実施された「TEPPENピアノ2022冬」。

1回戦に採用された新ルール「バトルステージ」は、2人がお互いに向かい合って、交互に1つの課題曲を弾くというタイマンバトル形式。先攻後攻は事前のコイントスで行われ、ミスが少ない方が勝者として10点獲得します。(引き分けの場合は両者ともに10点獲得)

「ミス5回で強制終了」というスタイルは従来から変わらないため、過去大会よりもさらなるプレッシャーがかかった状態で行われた今大会。歴代王者と新勢力が対面するなか、どのような結果になったのか見ていきましょう。

8位:後藤理花

●演奏した曲目
《バトルステージ》
岩崎良美「タッチ」(ミス4回)

《フリーステージ》
嵐「happiness」

●得点
バトルステージ:0点
フリーステージ:(表現力+正確性+リズム+難易度+音色):97+92+92+94+91=466点

●合計得点:466点

前回の大会にて、TEPPENピアノ女王の松井咲子さんを押しのけ、3位となった後藤理花さん。新ルールを採用した今大会、1回戦はみやけんさんとの対戦となりました。

対戦相手と向かい合っての演奏という緊張感からか、最後まで弾き切ったものの、最後の難関ポイントで4回連続でミスという強制終了ギリギリの状態に。ゲストや審査員からも「どうしたの?」と心配されたり、応援されたりする一面もありました。

気持ちを切り替えて挑んだフリーステージでは、アイドルグループ解散後に前向きな気持ちになれるようにと、嵐の「happiness」を披露。維持が困難な独特のリズムが特徴的なBメロ、細かい刻みが必要となる左手、素早い交差など、細やかな演奏技術が必須となる難曲をダイナミックに演奏していました。

7位:ぴあの男子ゆうちゃん

●演奏した曲目
《バトルステージ》
星野源「恋」(ミス5回・強制終了)

《フリーステージ》
広瀬香美「ロマンスの神様」

●得点
バトルステージ:0点
フリーステージ:(表現力+正確性+リズム+難易度+音色):92+89+97+100+92=470点

●合計得点:470点

前回フリーステージにおいてトップクラスの得点を獲得し、今大会更なる飛躍が注目された選手である、ピアノインフルエンサー・ぴあの男子ゆうちゃんさん。1回戦の相手は、同じく前回からの連続出場となったムック。

優勝候補としても注目されている2人が演奏したのは、星野源の「恋」。ほどよいテンポを維持しながら演奏を進めるなか、5回のミスをして強制終了になるという状態に!1回戦は残念ながらムックに敗北しました。

しかし、フリーステージでは本来の「ぴあの男子」としての本領を発揮!広瀬香美の「ロマンスの神様」を選曲し、見る者の目を奪うほどの高い演奏技術を披露していました。

序盤・終盤に展開される高速連打の数々・降下に加え、複雑和音など、曲全体に難関ポイントがちりばめられており、その難易度は「100点」と点数に出ているほど。そんな難曲中の難曲に更なる激難アレンジを加えて軽やかに弾き切る姿は、まさにトップクラスの演奏者と言えるでしょう。

6位:杉浦みずき

●演奏した曲目
《バトルステージ》
YOASOBI「夜に駆ける」(ミス3回)

《フリーステージ》
中島美嘉「雪の華」

●得点
バトルステージ:0点
フリーステージ(表現力+正確性+リズム+難易度+音色):97+95+97+88+94=471点

●合計得点:471点

前回の大会では課題曲・フリーステージ共に多彩な難関パートをクリアしてきた杉浦みずきさん。1回戦の相手は、今大会初出場となるダークホース・五条院凌さん。偶然か必然化、大会前に五条院凌さんの演奏を聴いていたとのことで、相手にとって不足なしという旨のコメントをしていました。

課題曲であるYOASOBIの「夜に駆ける」は、ミスが誘発されやすいテンポ・跳躍が目立つ難しい曲ということもあってか、序盤で2回、後半で1回の合計3回というミスタッチが目立ってしまう結果となり、敗北してしまいました。

フリーステージでは、中島美嘉の「雪の華」を披露。ゆっくりかつしっとりとした曲調でありながら、終盤には跳躍・分厚い音符などの難関ポイントがある曲を、美しくもダイナミックに弾き切っています。感情を詰め込んだ渾身のバラードは、多くのゲストの心を掴みました。

5位:ムック

●演奏した曲目
《バトルステージ》
星野源「恋」(ミス2回)

《フリーステージ》
Awesome City Club「勿忘」

●得点
バトルステージ:10点
フリーステージ(表現力+正確性+リズム+難易度+音色):95+96+97+85+93=466点

●合計得点:476点

前回に引き続き、優勝候補の一角として注目されたムック。1回戦の対戦相手は、ぴあの男子ゆうちゃん。ムックを踏み台にさせてもらうと豪語したゆうちゃんに対し、「私を踏み台に?踏めますかね~?」と登場ムービーから挑戦的な様子をしていました。

課題曲の星野源「恋」では互いにミスが連発するも、ぴあの男子ゆうちゃんがミス5回で強制終了となったことにより勝利し、10点を獲得しました。

フリーステージでは、Awesome City Clubの「勿忘」を披露。続く跳躍や連続オクターブをはじめとした、3箇所の難関ポイントをスイスイと潜り抜け、まるでスキップでもするかのような軽やかで美しい演奏を披露していました。

4位:みやけん

●演奏した曲目
《バトルステージ》
岩崎良美「タッチ」(ミス1回)

《フリーステージ》
MISIA「アイノカタチ」

●得点
バトルステージ:10点
フリーステージ(表現力+正確性+リズム+難易度+音色):93+96+99+88+93=469点

●合計得点:479点

「イヤホンで聞いた曲を同時翻訳のごとく即演奏」という類稀なる記憶力・演奏技術が注目された新星ピアニスト系YouTuber・みやけんさん。

1回戦では後藤理花さんとの対戦となりましたが、ミス1回で勝利しました。「後藤さんのピアノを優しく引き取るが、パワーがあるから(後藤さんが)翻弄された」と評されるなど、パワフルな演奏で10点を勝ち取りました。

フリーステージでは、MISIAの「アイノカタチ」を披露。バラードな雰囲気を持ち合わせながらも力強さを秘めたこの曲を優しく弾き切りました。左手の降下&跳躍、右手の高速移動と左手の跳躍など、難関ポイントである跳躍も軽やかに潜り抜けています。

3位:松井咲子

●演奏した曲目
《バトルステージ》
緑黄色社会「Mela!」(ミス2回)

《フリーステージ》
玉置浩二「田園」

●得点
バトルステージ:10点
フリーステージ(表現力+正確性+リズム+難易度+音色):96+96+98+95+95=480点

●合計得点:490点

TEPPENピアノ頂上決戦の女王として君臨する松井咲子さん。2年以上王者の座にあと一歩届かない状態であったことから「今大会で優勝できなければTEPPEN卒業」と豪語していました。そんな背水の陣で挑んだ今大会、1回戦目から前回王者である伊藤詩乃さんとのタイマンバトルに!

課題曲である緑黄色社会の「Mela!」は全体的にアップテンポで、軽いミスタッチが誘発されやすいこともあり、かなりのプレッシャーを抱えるなか、攻めた演奏を披露。互いに2回のミスで引き分けとなり、10点を獲得しました。

フリーステージでは玉置浩二の「田園」を披露。序盤から広範囲の連続往復があったり、右手が主旋律と伴奏を兼ねる部分があったりなど、左右それぞれのタスクが多いこの曲ですが、流石は5大会王者の松井さん。類稀なる演奏技術と女王としてのプライドを武器に、華麗に弾き切りました。

2位:五条院凌

●演奏した曲目
《バトルステージ》
YOASOBI「夜に駆ける」(ノーミス)

《フリーステージ》
Ado「うっせぇわ」

●得点
バトルステージ:10点
フリーステージ(表現力+正確性+リズム+難易度+音色):98+98+99+97+97+=489点

●合計得点:499点

10代を中心に絶大な支持と注目を集めているピアニスト兼フォロワー15万人超えのTikTokerであり、今大会初出場となる五条院凌さん。

独特な貴族キャラに加え、ピアノ歴「0.3条院」という謎だらけの存在ですが、GLAYのサポートメンバー・REOとしての一面をもちあわせていることから、類稀なる音楽の才能と技術を兼ね備えています。

1回戦は杉浦みずきさんとの対戦となりましたが、初出場というプレッシャーをものともせず、圧倒的な余裕を見せつけてのノーミス演奏を披露しました。「見せびらかすような演奏」と評された演奏はどこか荘厳で、多くのゲスト・視聴者を虜にするパワーがありますね。

フリーステージで披露されたのはAdoの「うっせぇわ」。序盤の高速オクターブ連打・跳躍&交差・急加速という難所をいとも簡単にクリアし、時にしっとり、またある時には激しく……といったような波のある力強い演奏を披露しました。

演奏終了後、上品なキャラクターとは正反対ともいえる、インパクト絶大の演奏に驚くゲストも多く、当時暫定1位だった杉浦みずきさんからも「本当に強い!」という声が上がりました。

1位:伊藤詩乃

●演奏した曲目
《バトルステージ》
緑黄色社会「Mela!」(ミス2回)

《フリーステージ》
Offical髭男dism「Cry Baby」

●得点
バトルステージ:10点
フリーステージ(表現力+正確性+リズム+難易度+音色):97+99+99+99+96=490点

●合計得点:500点

前回の大会において、当時の大会最高難易度の曲を歴代王者を上回る点数を獲得し、見事女王の座に君臨した伊藤詩乃さん。1回戦目から、ベテラン女王の松井咲子さんとのタイマン勝負となったことから、ゲスト・視聴者ともに大いに注目されていました。

1回戦の課題曲である緑黄色社会の「Mela!」では、難関ポイントにおいて松井さんとともにミスタッチが目立ち、互いにミス2回で勝負は引き分けに。

フリーステージでは、人気アニメ『東京リベンジャーズ』のOPでもある、Offical髭男dismの「Cry Baby」。序盤から左手の高速移動、両手の高速交差という難関ポイントをクリアできるかどうかでその後の曲の仕上がりが大きく左右されるという、難曲中の難曲です。

そんな難曲に壮大なアレンジを加えての演奏は多くのゲストを圧倒し、五条院さんの499点をわずか1点差で見事打ち破り、500点という最高得点で女王の座を死守しました。

TEPPEN2021年10月ピアノ対決の演奏曲・順位・優勝者

10位:佐藤たかみち

●演奏した曲目
《ゲームステージ》
Mrs.GREEN APPLE「インフェルノ」(5ミスで強制終了)
Chinozo「グッバイ宣言」(演奏なし)

《フリーステージ》
back number「怪盗」

●得 点
ゲームステージ:15点
フリーステージ(表現力+正確性+リズム+難易度+音色):87+60+82+94+84=407点

●合計得点:422点

舞台『母の桜が散った夜』にて俳優デビューを果たし、今や女性を中心に多くのファンから愛されている「2.5次元俳優」の佐藤たかみちさん。

実はピアノ歴17年という経歴を持っており、自身のツイッター・インスタグラムなどのSNSでは実際にグランドピアノを使って多彩な人気曲のメドレーを披露する動画などがアップされています。

「軽快な曲アレンジなどもお手の物」という感じで、繰り出される演奏技術の数々が注目されましたが、ゲームステージの1曲目で5回ミスしてしまい、強制終了という結果になりました。

9位:新條由芽

●演奏した曲目
《ゲームステージ》
菅田将暉「虹」(パーフェクト)
YOASOBI「三原色」(3回ミス)

《フリーステージ》
サカナクション「真宝島」

●得 点
ゲームステージ:25+22=47点
フリーステージ(表現力+正確性+リズム+難易度+音色):91+84+92+90+93=450

●合計得点:497点

日本テレビのドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』でデビューし、輝くような美貌を活かして『週間プレイボーイ』などの週刊誌のグラビアモデルとしても活動している、女優の新條由芽さん。

そんな新條さん、実は小学1年生から高校3年生までの12年間をピアノとともに過ごしており、家で毎日夢中になって練習していただけでなく、小学生時代にはコンクールの連弾部門に妹と参加し、全国大会まで行ったほどの実力者。

ピアノの実力は様々なメディアで評価されており、2019年3月には人気バンド「感覚ピエロ」からのオファーにより、新曲『ARATA-ANATA』のMV撮影において、特技のピアノを披露しています。

フリーステージでは、難関曲としても知られるサカナクションの「新宝島」を披露。

序盤こそ4回のミスが目立ったものの、不規則なリズムに加え、サビ部分の連続オクターブ演奏という、いくつもの難関パートをノーミスで越えるという、高い演奏技術を披露しました。

順位は9位となりましたが、特に表現力・リズム・音色の項目が高く評価されていることから、次回以降どのように表現を変えてくるかが期待されているチャレンジャーです。

8位:ムック

●演奏した曲目
《ゲームステージ》
スキマスイッチ「全力少年」(2回ミス)
Mr.Children「シーソーゲーム 勇敢な恋の歌」(パーフェクト)

《フリーステージ》
初音ミク「千本桜/feat.初音ミク」

●得 点
ゲームステージ:23+25=48点
フリーステージ(表現力+正確性+リズム+難易度+音色):94+88+87+88+95=452点

●合計得点:500点

フジテレビ系子供番組『ひらけ!ポンキッキ』のマスコットキャラクターであるイエティの男性であり、相方のガチャピンと一緒に様々なメディア・CMにひっぱりだこのムック。

ユーモアたっぷりのキャラクターが可愛らしいムックですが、YouTubeチャンネル「ガチャピンちゃんねる」において、実は「音楽家」としての顔も持ち合わせていることを明かしています。

同チャンネルの動画では、ストリートピアノでの演奏を通して、通行人たちにドッキリをしかけており、そこで披露されて米津玄師の「Lemon」は、独自のアレンジも加わって、多くの歩行者を夢中にさせるほど。

TEPPENへの参戦が決まった当初から「あの手でどうやって演奏するの!?」「動画で見た演奏がテレビでも味わえるのか!」と、SNS上では他のチャレンジャーを圧倒するほどの高い注目を誇っていました。

特に注目すべきは、フリーステージにて披露した、バーチャルシンガー・初音ミクの「千本桜」。曲の始まりから高速テンポ・小刻みな右手演奏などといった、難関パートが続く曲ではありましたが、ミスはなんと3回のみ。

松任谷正隆さんを圧倒し、ゲストである深田恭子さんからは「キュンが止まらないです」とコメントされるほど、高い表現力は高く評価されました。

7位:カニササレアヤコ

●演奏した曲目
《ゲームステージ》
GReeeeN「キセキ」(3回ミス)
Ado「うっせぇわ」(パーフェクト)

《フリーステージ》
松平健「マツケンサンバⅡ」

●得 点
ゲームステージ:24+25=49点
フリーステージ(表現力+正確性+リズム+難易度+音色):92+86+93+92+97=460点

●合計得点:507点

サンミュージックプロダクション所属のお笑い芸人であるカニササレアヤコさん。自身の芸風や持ちネタに笙(しょう)などの雅楽を取り入れていることからもわかるように、音楽の高い技術・表現力の持ち主です。

また、絶対音感も持っており、ピアノや笙・バイオリンなどを趣味とし「なんでもすぐに弾ける」というほど。

TEPPENではいつもの平安装束に身を包んで登場。特にフリーステージで披露した「マツケンサンバⅡ」では、23年ものピアノ歴を活かした雄大な演奏表現が注目されました。

5つある審査項目のうち、表現力・リズム・難易度・音色の4つの項目が90点を超えています。

6位:後藤理花

●演奏した曲目
《ゲームステージ》
King&Prince「シンデレラガール」(パーフェクト)
桑田圭祐「SMILE~晴れ渡る空のように~」(パーフェクト)

《フリーステージ》
YOASOBI「群青」

●得 点
ゲームステージ:25+25=50点
フリーステージ(表現力+正確性+リズム+難易度+音色):92+92+93+93+94=464点

●合計得点:514点

秋元康プロデュースのガールズバンドアイドル「ザ・コインロッカーズ」のメンバーであり、現役音大生でもある後藤理花さん。今大会最年少(19歳)のチャンレンジャーです。

ピアノの演奏技術・表現力は世界的に認められており、過去にはなんと齢12歳で「第15回ショパン国際ピアノコンクールin Asia」のコンチェルト部門で銅賞を獲得しています。

ショパン国際ピアノコンクールのコンチェルト部門は、全国各地の地区予選を勝ち抜いた50人程度の参加者しか挑戦できない狭き門。そんなコンクールで銅賞を受賞されている後藤さんの演奏は、番組放送前から高い注目を誇っていました。

特に注目すべきは、フリーステージで披露したYOASOBIの「群青」。一番の見せ場であり最難関パートでもある大サビでは、力強くも小刻みな指の運びで見る者を圧倒してみせました。

5位:杉浦みずき

●演奏した曲目
《ゲームステージ》
優里「ドライフラワー」(1回ミス)
LiSA「炎」(1回ミス)

《フリーステージ》
乃木坂46「インフルエンサー」

●得 点
ゲームステージ:24+24=48点
フリーステージ(表現力+正確性+リズム+難易度+音色):92+94+96+94+96=472点

●合計得点:520点

セント・フォース所属のフリーアナウンサーである杉浦みずきさん。

4歳からピアノを始め、2011年にはプロピアニストの登竜門としても知られる『ピティナ・ピアノコンベンション』にて優秀賞を受賞。後の2014年には『第4回バッハコンクール全国大会・高校生A』にて銅賞を受賞するなど、本大会最強クラスの経歴・実力を持っています。

所属事務所であるセント・フォースのYouTubeチャンネルでは、自身がピアノを演奏する場面も公開されており、多くの視聴者を虜にしています。

また、過去には2017年9月22日分のTEPPENピアノ対決では優勝を勝ち取っており、4年ぶりの優勝を果たすために立ち上がりました。

ゲームステージでは、2曲ともに1回のミスがありましたが、序盤のミスを挽回すべく、フリーステージで披露した乃木坂46の『インフルエンサー』では、左手の広域移動・音数増加・大サビでの高速移動などといった、長めの難関パートを軽やかにクリア。

「超難関」とされた曲目でありながら、なんとミスは1回。松任谷正考さんからは「僕だったら表現を100点にします」と称賛するほど、力強くも繊細な表現を披露していました。

4位:まなまる

●演奏した曲目
《ゲームステージ》
Awesome City Club「勿忘」(パーフェクト)
高橋洋子「残酷な天使のテーゼ」(2回ミス)

《フリーステージ》
郷ひろみ「2億4千万の瞳」

●得 点
ゲームステージ:
フリーステージ(表現力+正確性+リズム+難易度+音色):

●合計得点:

SNSを中心に、ピアノを使った即興演奏や歌、ものまね・腹話術などといった多彩なスタイルの演奏を披露し、時にはクラシック演奏などの解説も行う「唯一無二のピアニスト」として注目されているタレントのまなまるさん。

初のピアノカバーアルバム『まる。』をリリースし、2021年10月にはTBSテレビ系列の情報番組『THE TIME,』において生ピアノ担当としてレギュラー出演するほど、様々なメディアにてピアノの演奏技術が高く評価されています。

注目すべきは、フリーステージで披露した郷ひろみの「2億4千万の瞳」。曲の終盤の長い難関パートを華麗に演奏し、5つの審査項目のうち「表現力」において100点満点を獲得しました。

3位:ぴあの男子ゆうちゃん

●演奏した曲目
《ゲームステージ》
King Gnu「白日」(2回ミス)
大塚愛「さくらんぼ」(1回ミス)

《フリーステージ》

BTS「Dynamite」

●得 点
ゲームステージ:23+24=47点
フリーステージ(表現力+正確性+リズム+難易度+音色):99+83+100+98+99=479点

●合計得点:526点

ストリートピアノの演奏動画が瞬く間にSNSで拡散されて話題となった、ピアノインフルエンサー・ぴあの男子ゆうちゃんさん。

ピアノ教室を運営する母親のもと、幼い頃からピアノに親しんできたゆうちゃんさんは、音楽の名門・桐朋学園大学ピアノ専攻出身。国際コンクールでの優勝経験も多数持っているなど、類稀なる演奏技術の持ち主です。

ピアノに対する独自の向き合い方・表現力が様々なメディアで取り上げられており、ピアニストとしての活動の傍ら、ピアノ教室運営・イベント業・コンサル業なども手掛けるなど、ピアノを通して様々な活動を実践しています。

そんなゆうちゃんさんの演奏の注目ポイントは、何と言ってもフリーステージで披露されたBTSの「Dynamite」です。

ゆうちゃんさんのピアノ演奏が注目されはじめたきっかけともいえる、ストリートピアノの演奏動画で披露されていた曲目であり、ファンにとってはこれ以上なく嬉しい選曲!

今大会トップクラスの超絶アレンジに加え、中盤で両手の交差を加えた高速演奏、大サビ部分の力強い連打など、様々な技術が必要になる超難関パートをのびやかに披露していました。

結果については、リズムの項目にて100点満点を叩き出しており、表現力・音色の項目では99点を獲得するなど、フリーステージのみを見ればトップクラスの点数を獲得していました。

2位:松井咲子

●演奏した曲目
《ゲームステージ》
BTS「Butter」(1回ミス)
緑黄色社会「Mela!」(3回ミス)

《フリーステージ》
椎名林檎「丸の内サディスティック」

●得 点
ゲームステージ:24+22=46点
フリーステージ(表現力+正確性+リズム+難易度+音色):95+93+98+98+98=482点

●合計得点:528点

女性アイドルグループ・AKB48の元メンバーであり、ピアニストとしての活動をする松井咲子さん。

TEPPENではもはやお馴染みのベテランチャレンジャーであり、2012年度・2014年度・2017年度の3回分において王者に君臨しています。

さらには2020年度のTEPPENでは、20回目の放送を記念して実施された「グランドチャンピオン大会」のピアノ部門において、5度目の優勝を獲得するとともに、グランドチャンピオンの座に君臨しました。

そんな、本大会における「最強王者」の1人といえる松井さんは、今大会ではフリーステージにて椎名林檎の「丸の内サディスティック」を披露。ジャズアレンジの難関パートに加え、終盤の力強い跳躍を軽やかに演奏していました。

1位:伊藤詩乃

●演奏した曲目
《ゲームステージ》
[Alexandros]「風になって」(ノーミスパーフェクト)
RADWIMPS「前前前世」(1回ミス)

《フリーステージ》
嵐「カイト」

●得 点
ゲームステージ:25+24=49点
フリーステージ(表現力+正確性+リズム+難易度+音色):98+87+98+99+98=480点

●合計得点:529点

女性アイドルグループ「Malcolm Mask McLaren」のメンバーである伊藤詩乃さん。

「幼少期から1万人以上が競うコンクールにおいて常に上位」という高いピアノの技術を誇っており、過去には「ショパン国際ピアノコンクール in Asia」での入賞経験もあるとのこと。

ピアノの練習についてはかなりストイックで、ピアノ合宿に参加するのはもちろん、1日中無心でピアノを演奏し続けることもあるようです。

ちなみに2021年1月のTEPPENでは、王者であるハラミちゃんに次ぐ2位を獲得しており、インターネット上では伊藤さんの演奏に「感動した」「涙が出そうになった」という声も多く寄せられるほど。

そんな伊藤さんが披露した曲目のなかでも、特に注目すべきなのがフリーステージで演奏した嵐の「カイト」。

「今大会最高難易度」と評されるほどの難しいアレンジに加え、メロディと伴奏の反対奏法、高速での広域移動、広域のトレモロなど、様々な難関パートを穏やかに弾き切り、ゲストや視聴者を虜に、歴代王者たちを上回る点数で優勝しました!

 

TEPPEN2021年1月ピアノ対決の演奏曲・順位・優勝者

8位:ゆりやんレトリィバァ

●演奏した曲目
《ゲームステージ》
高橋洋子「残酷な天使のテーゼ」(ミス5回)
SMAP「世界で1つだけの花」(強制終了)

《フリーステージ》
ショパン「幻想即興曲」

●得 点
ゲームステージ:0点
フリーステージ(表現力+正確性+リズム+難易度+音色):70+61+69+70+74=344点

●合計得点:344点

吉本興業東京本部所属のお笑いタレントであり、「第1回女芸人No.1決定戦 THE W」の優勝者であるゆりやんレトリィバァさん。

軽快なダンスパフォーマンスが注目されがちですが、実は4歳の頃からピアノを習っており、ピアノの演奏技術の高さがSNSを中心に高く評価されています。

しかし、ミス5回で強制終了となるゲームステージでは、1曲目の序盤から5回ミスをしてしまい強制終了に。

その分を挽回せんとばかりに、フリーステージでは、クラシック曲の中でも最難関とされる「幻想即興曲」を披露しました。

7位:山口めろん(やまぐち めろん)

●演奏した曲目
《ゲームステージ》
Mr.Children「brand new planet」(パーフェクト)
back number「ヒロイン」(ミス4回)

《フリーステージ》
松任谷由実「ルージュの伝言」

●得 点
ゲームステージ:42点
フリーステージ(表現力+正確性+リズム+難易度+音色):92+88+87+88+95=420点

●合計得点:492点

松竹芸能所属のタレントで「不思議系アイドル」としてTEPPENでもおなじみの山口めろんさん。

日本大学芸術学部音楽学科ピアノコースを卒業し、絶対音感と音痴を併せ持ちながら、2018年1月の大会ではTEPPEN優勝を果たすなど、高い演奏技術が注目の選手です。

本大会のゲームステージでは「brand new planet」をパーフェクトで完奏するも、2回目の「ヒロイン」で痛恨の4回ミスをし、強制終了直前ギリギリでフィニッシュ。

またフリーステージでは、トレードマークであるメロンの頭巾を外し「ルージュの伝言」の右手高速演奏パートを弾ききるなど、本気の演奏を見せつけていました。

6位:森保まどか(もりやす まどか)

●演奏した曲目
《ゲームステージ》
あいみょん「裸の心」(ミス2回)
GReeeeN「星影のエール」(ミス2回)

《フリーステージ》
米津玄師「感電」

●得 点
ゲームステージ:42点
フリーステージ(表現力+正確性+リズム+難易度+音色):90+92+91+92+96=461点

●合計得点:503点

人気アイドルグループ「HKT48」チームKIVのメンバーであり、幼い頃から絶対音感を持っていたという森保まどかさん。数あるピアノの全国大会・コンクールにも出場するなど、日本国内でも高く評価されたピアニストでもあります。

また『TEPPEN ピアノ頂上決戦』には過去にも6回ほど出場しており、第11回では難関課題曲「子犬のワルツ」を完璧に弾きこなし、優勝を勝ち取った注目の選手です。

7回目となる今大会では、ゲームステージ・フリーステージともに難易度の高い曲目をセレクト。特にフリーステージで披露された『感電』の演奏時には、高難度の高速演奏パートを1回のミスだけで乗り切るという、技術の高さを披露していました。

5位:松井咲子(まつい さきこ)

●演奏した曲目
《ゲームステージ》
レミオロメン「粉雪」(ミス1回)
Official髭男dism「Pretender」(パーフェクト)

《フリーステージ》
YOASOBI「夜に駆ける」

●得 点
ゲームステージ:48点
フリーステージ(表現力+正確性+リズム+難易度+音色):94+87+95+93+95=464点

●合計得点:512点

元「AKB48」のメンバーであり、『TEPPEN ピアノ頂上決戦』では最早おなじみのベテラン王者の松井咲子さん。第3回・7回・14回・19回の4回の放送で優勝を果たしていましたが、昨年2020年9月の大会では、彗星のごとく現れたハラミちゃんに敗北しています。

リベンジマッチとなった今大会でもかなりの注目が集まる中、フリースタイルでは2020年のブレイク曲である「夜に駆ける」を披露。

複雑なメロディラインに加え、難易度MAXとされる大サビ部分の超高速演奏を見事に完奏したことから、ライバルであるハラミちゃんにプレッシャーを与えました。

3位:後藤理花(ごとう りか)

●演奏した曲目
《ゲームステージ》
広瀬香美「ロマンスの神様」(パーフェクト)
中島美嘉「雪の華」(パーフェクト)

《フリーステージ》
DISH//「猫」

●得 点
ゲームステージ:50点
フリーステージ(表現力+正確性+リズム+難易度+音色):97+97+93+92+98=477点

●合計得点:527点

今大会が『TEPPEN ピアノ頂上決戦』初出場となる後藤理花さんは、静岡県出身で2001年11月28日生まれの女性タレントであり、秋本康さんプロデュースによって2018年に結成されたアイドルグループ「ザ・コインロッカーズ」にて、キーボードを担当しています。

趣味がピアノであり「グレツェン・ピアノコンクール」や「ビティナ・ピアノコンペティション」への入賞経験を持ち、2014年の「ショパン国際ピアノコンクールinアジア」では奨励賞を受賞するなど、数多くの受賞歴を持っています。

また過去には、ポーランドの名門オーケストラであるシレジア・フィルハーモニー管弦楽団との共演も果たすなど、彼女の高い演奏技術は世界的に認められるほど。

今大会では、演奏テンポやテクニックが大きく異なる曲を各ステージでチョイス。

特にゲームステージで披露された「ロマンスの神様」と「雪の華」の連続演奏は、音楽プロデューサーであり、今大会ゲストの松任谷正隆さんをも感激させるほどの演奏を披露しました。

フリーステージで演奏したバラード曲「猫」はジャズ風アレンジに仕上げており、独特なメロディを軽快に完奏したことで、全項目90点以上という高い点数を叩き出しました。

3位:こまつ

●演奏した曲目
《ゲームステージ》
Perfume「ポリリズム」(パーフェクト)
松たか子「Let it Go」(ミス1回)

《フリーステージ》
Official髭男dism「I LOVE…」

●得 点
ゲームステージ:48点
フリーステージ(表現力+正確性+リズム+難易度+音色):98+96+97+94+94=479点

●合計得点:527点

ニュースタッフプロダクション所属の芸人兼ミュージシャンであり、今大会唯一の男性選手です。「何の環境も才能もない人間がどこまで大きくなれるか証明すること」という信念のもとストリートで活動しています。

「楽譜の読めないミュージシャン」として、YouTubeを中心に高い注目を集めており、右手と左手で違う楽器を同時演奏する独創的な演奏スタイルを実践している点も特徴です。

昨年の2020年大会では、5回のミスで即終了のゲームステージにて、1曲目の序盤から5回連続ミスをしてしまうという大失敗をしてしまったことが「トラウマになった」と話していたこまつさん。

しかし今大会では、1曲目の「ポリリズム」をノーミスで完奏し、2曲目の「Let it Go」についても1回のミスでみごとフィニッシュ。

フリーステージでは、イントロ部分から小刻みでリズミカルな演奏技術が必要とされる難曲「I LOVE…」を跳躍のある力強い演奏でアレンジ。

難関部分をノーミスで突破するなど、ゲストと視聴者を驚かせました。

松任谷正隆さんからは「男じゃないとできない演奏」「今までのこまつさんの演奏の中で一番好き」と、高く評価されています。

2位:伊藤詩乃(いとう しの)

●演奏した曲目
《ゲームステージ》
嵐「Happiness」(ミス1回)
yama「春を告げる」(パーフェクト)

《フリーステージ》
RiSA「炎」

●得 点
ゲームステージ:48点
フリーステージ(表現力+正確性+リズム+難易度+音色):96+98+95+97+99=485点

●合計得点:533点

アイドルグループ「Malcom Mask McLaren(マルコム・マスク・マクラーレン)」のメンバーであり、名門音大として名高い東京音楽大学のピアノ演奏家コースに在学中の現役音大生でもある伊藤詩乃さん。

日本クラシック音楽コンクールやベーテン音楽コンクール、ショパン国際ピアノコンクールinアジアをはじめとした、多彩なコンクール・大会での入賞歴を持っており、類稀なる演奏技術の持ち主です。

『TEPPEN ピアノ頂上決戦』には今大会が初出場でありながら、放送前から優勝候補として注目されていました。

特にフリーステージで演奏した「炎」は、不規則なリズムが続く難曲とされていながら、しっとりとしたバラード調のアレンジをつけてのノーミス完奏を披露。

松任谷正隆さんからは「ピアノを歌わせたのは彼女だけ」とコメントされるなど、臨場感のある演奏が多くのゲスト・視聴者を釘づけにしました。

1位:ハラミちゃん

●演奏した曲目
《ゲームステージ》
NiziU「Make you happy」(パーフェクト)
日向坂46「キュン」(パーフェクト)

《フリーステージ》
SMAP「SHAKE」

●得 点
ゲームステージ:50点
フリーステージ(表現力+正確性+リズム+難易度+音色):98+97+99+99+99=492点

●合計得点:542点

初出場となった2020年9月の大会にて、過去幾度もTEPPEN優勝を重ねてきたピアノ女王・松井咲子さんを押しのけ、見事優勝を果たしたYouTuberピアニストのハラミちゃん。

多くの出場者からターゲットにされ、ゲスト・視聴者からも高い注目が集まっていた今大会では、ゲームステージ・フリーステージともにノーミスでの完奏を成し遂げました。

特にフリーステージで披露された「SHAKE」では、まるでダンスするかのように軽快な演奏に加え、ハラミちゃんの明るく快活なキャラクターを思わせる満面のスマイルにより、完成度の高いパフォーマンスを展開!

ゲストのDAIGOさんからは「ピアノと一体化している」とコメントされています。

全5項目のうち、リズム・難易度・音色の3項目が「99点」という高得点。その結果、伊藤詩乃さんの533点を大きく上回る542点を叩き出し、みごと2年連続優勝を果たしました。

 

TEPPEN2020年9月ピアノ対決の演奏曲・順位・優勝者

9位:ゆりやんレトリィバァ

●演奏した曲目
「恋愛レボリューション21」(ミス5回)
「青春アミーゴ」(強制終了)
「DANCING QUEEN」

●合計得点:421点

ダンスや英語、ピアノなどを活用したパフォーマンスが人気を集めているお笑い芸人のゆりやんレトリィバァさん。

4歳の頃からピアノに親しんでおり、高いピアノの演奏技術がSNSなどで注目されていました。

そんなゆりやんレトリィバァさんがゲームステージで披露したのは、子供の頃に憧れたというモーニング娘。の「恋愛レボリューション21」と、修二と彰の「青春アミーゴ」を披露。

スムーズな演奏であったものの、「青春アミーゴ」の演奏では6回目のミスタッチをしたことで、残念ながら強制終了となりました。

フリーステージでは、ゲームステージでのミスを挽回すべく、Abbaの「DANCING QUEEN」を披露しています。401点を獲得したことで、合計得点は421点という結果に。

8位:みうらうみ

●演奏した曲目
「パプリカ」(ミス3回)
「白日」(ミス2回)
「恋におちてーFall in Loveー」

●合計得点:491点

プラチナムプロダクション所属のファッションモデル兼グラビアモデルのみうらうみさん。

実は、都内の音楽大学音楽科ピアノ専攻を2019年に卒業しており、ピアノは4歳から始めており「ほぼ絶対音感」と称されるほど、類稀なるピアノの才能を秘めた女性でもあります。

ゲームステージでは、Foorinの「パプリカ」とKing Gnuの「白日」という、紅白歌合戦にも出演した人気のアーティストの曲のサビを演奏。結果は83点となっています。

フリーステージでは、小林明子の「恋におちてーFall in Loveー」を披露し、408点という結果に。合計得点は491点となりました。

7位:大石絵理(おおいし えり)

●演奏した曲目
「Automatic」(ミス2回)
「HOWEVER」(ミス1回)
「香水」

●合計得点:492点

プラチナムプロダクションに所属している、ファッションモデル兼タレントの大石さん。

母親がピアノ講師であることもあってか、ピアノを得意とし、絶対音感の持ち主でもあります。過去に4回もの「TEPPEN」出演経験があり、23年というピアノ歴のなかで培われた、高い演奏技術は多くの視聴者が注目しました。

ゲームステージでは、宇多田ヒカルの「Automatic」とGLAYの「HOWEVER」という、平成を彩った名曲2つを披露し、91点という結果に。

フリーステージでは、SNSやYouTubeで高い注目を誇っている瑛人の「香水」を演奏。401点を獲得し、合計492点となりました。

6位:雨宮由乙花(あめみや ゆずは)

●演奏した曲目
「Pretender」(ミス2回)
「夜に駆ける」(ミス1回)
「千本桜」

●合計得点:507点

株式会社Loversに所属する雨宮さんは、人気雑誌『egg』の専属モデルであり、数多くのギャルから圧倒的な支持を集めているファッションモデル。絶対音感の持ち主でもあり「楽譜が読めないピアニスト」としても注目されている女性です。

「5回のミスタッチで脱落」というプレッシャーのなかで戦うゲームステージでは、若者世代の間で高い注目度を誇った、YOASOBIの「夜に駆ける」と、Offical髭男dismの「Pretender」の2曲のサビ部分を演奏。

結果は91点とかなり高いスコアを叩き出しました。

また、正確性や表現力が試されるフリーステージでは、ボーカロイド・初音ミクの「千本桜」を披露。416点という結果を出し、合計は507点となりました。

5位:酒井千佳(さかい ちか)

●演奏した曲目
「天体観測」(ミス1回)
「さくらんぼ」(ミス3回)
「ワタリドリ」

●合計得点:522点

フリーのアナウンサーである酒井さんは、大学入学までの15年間ピアノを習っており、軽音楽やバンド活動・作曲などといった、音楽に関する多彩な活動に携わっていました。

そんな酒井さんがゲームステージで披露したのは、BUMP OF CHICKENの「天体観測」と、大塚愛の「さくらんぼ」です。ミスタッチが少し目立ったものの、88点を獲得しています。

フリーステージでは、Alexandrosの「ワタリドリ」を演奏し、434点を獲得したことにより、合計得点は522点となりました。

4位:まとばゆう

●演奏した曲目
「TOMORROW」(ミス3回)
「夏祭り」(ミス2回)
「I WANT YOU BACK」

●合計得点:538点

お笑い芸人としての活動とは別に、ピアニストや作曲家としての顔を持つまとばゆうさん。
「TEPPEN」ピアノ対決には2019年の第18回大会から参戦しており、常にトップ3に入るほど、高い演奏技術と豊かなピアノの表現力が特徴の選手です。

ゲームステージで披露したのは、岡本真夜の「TOMORROW」と、ジッタリン・ジンの「夏祭り」という、平成初期を彩った名曲の2つ。84点を獲得しています。

フリーステージでは、TWICEの「I WANT YOU BACK」です。454点を獲得したことで、合計得点は538点となりました。

2位:杉浦みずき(すぎうら みずき)

●演奏した曲目
「オーケストラ」(ノーミス)
「キセキ」(ノーミス)
「紅蓮華」

●合計得点:564点

ミスキャンパス同志社2017のグランプリを獲得し、今ではTBSサンデーモーニングのサブキャスターを努めているアナウンサーの杉浦さん。

ピアノを特技とし、バッハコンクール全国大会において銅賞を受賞した経験があるなど、スゴ腕のピアノ奏者でもあります。

「TEPPEN」ピアノ対決では、2017年9月に放送された第15回大会において、初出場でありながら、ベテラン勢を押しのけ、優勝していることから、今大会においてもかなり注目されていた選手です。

ゲームステージではBiSHの「オーケストラ」とGReeeeNの「キセキ」の2曲を披露。ミスタッチなしで演奏し、今大会では初の100点満点を叩き出したことから、ゲストや視聴者を驚かせました。

フリーステージでは、人気アニメの主題歌にもなったLiSAの「紅蓮華」を演奏、464点を獲得し、合計得点は564点に。

2位:松井咲子(まつい さきこ)

●演奏した曲目
「どこまでも~How Far I ’ ll Go~」(ミス1回)
「シンデレラガール」(ミス1回)
「365日」

●合計得点:564点

松井さんは、人気アイドルグループのAKB48元メンバーであり、ピアニストとして活動している女性タレントです。

絶対音感を持ち、コンクールでの入賞歴を数多く持っており、2012年には、ピアノインストルメンタルアルバムをリリースするほど、類稀なるピアノの才能の持ち主でもあります。

そんな松井さんがゲームステージで披露したのは、ディズニー映画の挿入歌にもなっている、加藤ミリヤの「どこまでも~How Far I ’ ll Go~」とKing&Princeの「シンデレラガール」の2曲。94点という高得点を獲得しています。

フリーステージでは、Mr.Childrenの「365日」を披露しており、470点を獲得。合計得点は564点となりました。

1位:ハラミちゃん

●演奏した曲目
「残酷な天使のテーゼ」(ノーミス)
「女々しくて」(ノーミス)
「キューティーハニー」

●合計得点:585点

音大卒業後、会社員を経てストリートピアニストとしての活動をはじめた、アーティストのハラミちゃん。

YouTubeのチャンネル登録者数70万人以上と高い人気を集めており、卓越した演奏技術と「知らない曲をその場で耳コピする」という絶対音感を活かしたパフォーマンスを披露していることから、今大会でもかなりの注目選手といえるでしょう。

そんなハラミちゃんがゲームステージで披露したのは、有名アニメの主題歌でもある高橋洋子の「残酷な天使のテーゼ」と、ゴールデンボンバーの「女々しくて」の2曲。

ミスタッチなしの完璧な演奏を披露し、100点を獲得しています。

フリースタイルでは、倖田來未の「キューティーハニー」を披露し、485点を獲得したことで、合計得点は585点。今大会の最高得点を叩き出し、初出場で優勝を果たしました!

 

TEPPEN2020年1月ピアノ対決の演奏曲・順位・優勝者

森保まどか(HKT48)

演奏した3曲
「小さな恋の歌」
「チェリー」
「Pretender」
ミス回数4回で3曲演奏
ファーストステージ:280点

セカンドステージ
演奏曲:フィンガー5「学園天国」
点数:434
1st+2nd合計点数:714

幼い頃から実績、絶対音感を持っており、過去のTEPPENにも第7回・10回・11回・12回・15回と出演。2015年10月(第11回)に史上最年少で優勝!

6歳の頃からピアノに親しんできた森保まどかさんは、週5日・1日7時間の練習の末にピアノの才能を開花。

12歳という若さで「第14回PIARAピアノコンクール全国大会」ジュニアC部門でアポロ奨励賞を受賞、「第14回ヨーロッパ国際ピアノコンクール・イン・ジャパン」では、自由曲部門中学生の部で9位に輝くほどのピアノの実力者。

優勝した2015年10月大会では、ふかわりょうさんをはじめとした、数々の挑戦者が苦戦した難関課題曲『子犬のワルツ』を軽やかに完奏、決勝戦では松任谷由美さんの『真夏の夜の夢』を演奏し、王者に輝きました。

山口めろん

演奏した3曲
「残酷な天使のテーゼ」
「じょいふる」
「女々しくて」
3曲目でミス5回に達しで強制終了
ファーストステージ:194点

セカンドステージ
演奏曲:あいみょん「マリーゴールド」
点数:412
1st+2nd合計点数:606

兵庫県豊岡市出身、日本大学芸術学部音楽学科ピアノコース卒業の不思議系アイドル。本名や年齢は公表されていませんが、2009年、大学1年生時にミス日芸コンテストに出場した経歴から現在20代後半、30歳目前という年齢。

絶対音感の持ち主でありながら音痴という弱点を持ちながらも、過去には「ヤマハヤングピアノコンテスト」にて金賞を獲得するほどの実力。

2017年1月のTEPPENでは決勝戦進出し中島みゆきさんの『空と君との間には』を臨場感満点に演奏し、準優勝。2018年1月大会で優勝を果たしました。

まとばゆう

演奏した3曲
「恋愛レボリューション21」
「さくらんぼ」
「硝子の少年」
ミス4回で3曲達成
ファーストステージ:280点

セカンドステージ
演奏曲:星野源「恋」
点数:459
1st+2nd合計点数:739

『R-1ぐらんぷり』や『歌ネタ王決定戦』において準決勝進出したことでも知られているお笑い芸人であるまとばゆうさん。

ピアノは5歳から、作曲は7歳から始め、本名である「的場優」という名義で作曲家としても活動しています。

神奈川県立横須賀高等学校を経て、日本大学芸術学部音楽学科作曲コース専攻を卒業。日本作曲家協議会の会員としての顔も持っています。

お笑いのネタにもピアノやクラシックを使っていることもあり、ピアノの技術・演奏力も高く、2017年には「東京ピアノコンクール」にて審査員特別賞を受賞。

TEPPENでは2019年1月・8月の放送分で3位に入賞しており、特に8月に披露された演奏曲『パイレーツオブカリビアン』は、迫力満点の演奏が衝撃的でした。

こまつ

選んだ3曲
「White Love」
「ポリリズム」
「TOMORROW」
1曲目で5回ミスに達し強制終了。残念ながら選んだ3曲のうち1曲しか演奏できず!
ファーストステージ:42点

セカンドステージ
演奏曲:King Gnu「白日」
点数:438
1st+2nd合計点数:480

神戸弘陵学園高等学校出身、ニューススタッフプロダクション所属のミュージシャン。

「何の環境も才能もない人間がどこまで大きく鳴れるか照明すること」を信念としており、左右の手で異なる曲をキーボードで演奏する「同時演奏」のスタイルを開発。

類稀なる演奏技術はバラエティ番組などでも評価されており「東京キャラクターズバトル」ではトランペット&キーボード演奏によりセミグランプリ賞を受賞しています。

2016年1月のTEPPENで、最も得意としている曲『ルパン三世』を演奏し、王者の松井咲子さんの得点を上回り、見事優勝!

関連:こまつが天才すぎる!経歴や結婚について

杉浦みずき

演奏した3曲
「レット・イット・ゴー〜ありのままで〜」
「世界に一つだけの花」
「天体観測」
ミス4回で3曲達成
ファーストステージ:280点

セカンドステージ
演奏曲:Mr Children「しるし」
点数:450
1st+2nd合計点数:730

同志社大学商学部商学科2回生であり、株式会社セント・フォース所属のタレント。

ミス同志社2017に出場するほどの美貌を持ち、ピアノの演奏技術も「バッハコンクール全国大会」において銅賞を受賞した実力を持っています。

2017年9月のTEPPENで、森保まどかさん・こまつさん・松井咲子さんなどの歴代王者を破り、見事優勝しています。

パーマ大佐

演奏した3曲
「小さな恋の歌」
「キセキ」
「U.S.A」
ミス3回で3曲演奏達成
ファーストステージ:285点

セカンドステージ
演奏曲:小柳ゆき「あなたのキスを数えましょう」
点数:440
1st+2nd合計点数:725

正智深谷高等学校卒業、太田プロダクション所属のお笑いタレント。

母親がピアニスト、父親は音楽評論家、姉が作詞家という音楽ファミリーで育ち、2歳からピアノの英才教育を受けたという経歴の持ち主です。

2019年1月のピアノ対決は2位、8月はTUBEの『あー夏休み』を演奏し、4位を獲得しています。

松井咲子(元AKB48)

演奏した3曲
「パプリカ」
「恋するフォーチュンクッキー」
「Happiness」
ミス2回で3曲演奏達成
ファーストステージ:290点

セカンドステージ
演奏曲:MISIA「Everything」
点数:475
1st+2nd合計点数:765 優勝

桐朋学園芸術短期大学芸術科音楽専攻を卒業した元AKB48メンバー。

TEPPENの「芸能界ピアノ頂上決戦」ではベテラン王者とも呼ばれる存在であり、審査員や視聴者を圧倒させるほどの高いピアノ技術が魅力的。

絶対音感を持ち、学生時代には「ピティナ・ピアノコンペティション」のD級本線で優秀賞を受賞をするなど、数々のピアノコンクール・大会での受賞歴を持っています。

2012年にはピアニストとしてソロデビューするなどの活躍をしており、TEPPENでは最多優勝のさゆりさんに続く優勝回数に並びました。


〜順位〜
2位 まとばゆう:739点
3位 杉浦みずき:730点
4位 パーマ大佐:725点
5位 森保まどか(HKT48):714点
6位 山口めろん:606点
7位 こまつ:480点

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TEPPEN2019年8月ピアノ対決の演奏曲・順位・優勝者

出演者11人の演奏曲と得点を低い順位から優勝まで紹介します。

芸人・横澤夏子
「夏の扉」松田聖子
得点:401点

芸人・餅田コシヒカリ
「世界でいちばん熱い夏」PRINCESS PRINCESS
得点:420点

モデル・みうらうみ
「HANABI」Mr. Children
得点:430点

気象予報士・酒井千佳
「ひと夏の経験」山口百恵
得点:437点

タレント・大石絵理
「SECRET BASE~君がくれたもの~」ZONE
得点:441点

アナウンサー・中道詩織
「夏色」ゆず
得点:456点

アイドル・山口めろん
「少年時代」井上陽水
得点:461点


芸人・パーマ大佐
「あー夏休み」TUBE
得点:469点


芸人・まとばゆう
「パイレーツオブカリビアン」のテーマ
得点:475点

おすすめ:まとばゆう(芸人)ピアノが感動的に上手!経歴やネタ動画まとめ

 

ゴダイゴ・ミッキー吉野
「海の声」「椰子の実」メドレー
得点:481点


優勝
元AKB・松井咲子
「ひまわりの約束」秦基博
得点:485点

関連:松井咲子ピアノの実力・音大について

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TEPPEN2019年1月ピアノ対決の演奏曲・順位・優勝者

大石絵理
演奏曲:「卒業写真」荒井由実
得点:421点

日本舞踊家・五月千和加ギャル家元の素顔や経歴はこちら
演奏曲:「どこまでも~How far I’ll go~」”モアナと伝説の海”主題歌
得点:428点

ミッキー吉野(ゴダイゴ)
ピアノ歴63年で自分のバンドの曲を演奏
演奏曲:「MONKEY MAGIC」ゴダイゴ
得点:486点

プロのミュージシャンが本人の楽曲を演奏する、ということに喜んだファンと、「他の人と差がありすぎる」否定的な意見の両方が見られました。

みうらうみ
現役音大生モデル(グラビア)
演奏曲:「粉雪」レミオロメン
得点:444点

現役音大生ということで高得点を出したもののミッキー吉野さんに叶わず。

ファンからは「すごく感動しました」「めっちゃ粉雪のピアノよかった!ピアノ、グラビアファイト!」と感想がSNS上に届いています。
普段はボクシングのリングガールやグラビア写真などで活躍中のモデルみうらうみさん。写真集ではセクシーな姿も披露。


ふかわりょう
評価の厳しくなるクラシック曲であえて真っ向勝負
演奏曲:「子犬のワルツ」ショパン
得点:391点

視聴者の感想には「子犬のワルツ良かったのに点数低くて納得いかなかった。」「ふかわりょうさんもピアノ上手いって知らなかった。緊張してなかったらもっと上手いんだろう」という声もありあました。

フリーアナウンサー・岡副麻希
演奏曲:「ノクターン第20番」ショパン
得点:404点


芸人・まとばゆう人気のピアノネタ動画はこちら
作曲家としても活動し、老人ホームで月に20回演奏している。
演奏曲:「Don’t stop me now」QUEEN
得点:470点

ダイアモンドユカイ
演奏曲:新しい菜の花が咲く頃に
得点:394点

気象予報士・酒井千佳
演奏曲:「Lemon」米津玄師
得点:457点

視聴者の感想では「酒井千佳さんのピアノ演奏がとても気持ちがこもった演奏で素晴らしかった。」「TEPPENピアノで米津さんのLemon聴いて泣きそうになった
私の中ではNO.1です」など見られました。


オペラ歌手・翠千賀カラオケバトルや夫についてはこちら
演奏曲:「世界に一つだけの花」SMAP
得点:431点

SMAPファンから「芸能界特技王決定戦で翠千賀さんがSMAPの世界に一つのだけの花を弾いてくれた〜」と喜びの声が上がっていました。


モーニング娘。野中美希野中美希の英語のすごい実力はこちら
演奏曲:「LOVEマシーン」モーニング娘。
得点:387点
緊張のためかいつもの力が出せず11位


Toshi(X JAPAN)
演奏曲:「マスカレイド」
得点:456点
うっかり歌い出してしまったToshiさん。

高得点を得ることはできませんが、ファンにとっては歓喜の瞬間。「Toshiやっぱ天才」「”ピアノが上手い”っていう話ではなくて、そもそも音楽という分野における才能が半端ない」


芸人・餅田コシヒカリ
演奏曲:「Can you celebrate?」安室奈美恵
得点:456点

「餅田コシヒカリさんカトパンにしか見えなかった」と加藤アナとの対面に注目した視聴者も多かったようです。


芸人・パーマ大佐
演奏曲:「ルビーの指環」寺尾聡
得点:476点

パーマ大佐は高得点で2位に!

ネットの声は「パーマ大佐さんのアレンジ、めっちゃかっこいい」「パーマ大佐が寺尾聰のルビーの指輪をピアノで弾いて準優勝でした、素晴らしかった!改めてルビーの指輪、良い曲だなぁと実感!」事実上のTEPPENはパーマ大佐だったと思う!という意見も上がっていました。

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TEPPENピアノ対決2019年1月の優勝者はミッキー吉野(ゴダイゴ)が486点で1位!優勝しました。

 

下記にTEPPENの他競技もまとめています。

TEPPENダンス歴代優勝者・演奏曲・順位まとめ

 TEPPEN(書道)2020・2019の優勝者結果・順位・得点一覧!

TEPPENベンチプレス2020秋の結果(ルール・優勝者・順位・回数)一覧!

TEPPENベンチプレス2019の結果(ルール・優勝者・順位・回数)一覧!

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