友田明美教授著書おすすめ本3冊!病院の場所や講演会の予定はこちら【プロフェッショナル】

プロフェッショナル仕事の流儀

小児神経科医の友田明美教授

論文が世界でも注目され、脳研究に取り組む小児精神科医・友田明美教授の著書は話題になり高く評価されています。

友田明美教授の本、診察を受けられる病院の場所や講演会の情報をお知らせします。

NHK『プロフェッショナル仕事の流儀』11/5出演

スポンサーリンク

友田明美教授(福井大学)論文

出典:https://toyokeizai.net/articles/-/189445

福井大学子どものこころ診療部で小児科医として活躍する友田明美教授。

日々、子どもの発達に関する診療・研究・教育をしている友田教授の有名な論文といば、『児童虐待が脳に及ぼす影響—脳科学と子どもの発達, 行動—』が有名です。体罰や言葉での虐待が、子どもの脳の発達に与える影響について発表され注目を集めました。

スポンサーリンク

この研究をするきっかけは、教授が研修医の時に起こります。

それは、鹿児島県のある病院で全身にタバコによる火傷の跡がある子供が脳内出血で運ばれてきたことです。

教授は救命措置を施し、集中治療室で3日間寝ずに看病を懸命に行いましたが、残念なことに助かりませんでした。

この子供を救えなかった悲しい出来事から教授は研究を始めたと語っています。

無償の愛を注ぐべきはずの親が、子どもに対してなぜこんなにもひどい仕打ちをするのか。

私はこの問題を何とかしたいと思い、研究を始めた。

出典:http://tomoda.me/staff/tomoda.html

友田明美略歴 出身高校・大学

出典:https://www.asahi.com/articles/photo/AS20180524001042.html
友田明美教授の出身高校は公表されていませんが、大学は熊本大学の医学部を1987年に卒業。熊本大学医学部は偏差値68.5、全国83校中24位(2017年時点)という国公立大学です。
熊本大学は、水俣病の研究や日本で初めてのエイズの治療薬の開発など臨床研究が盛んで有名な大学。
そのまま大学病院に入り勤務。その翌年、1988年には論文題目『不登校児における局所脳血流スペクト異常』を発表しています。
友田明美教授は日本の大学だけでなく、アメリカハーバード大学でも教授た経歴があります。
  • 1992年 – 2006年  国立大学法人熊本大学,、助教就任
  • 2003年 – 2005年  米ハ-バ-ド大学,、客員助教授就任
  • 2006年 – 2011年  国立大学法人熊本大学, 准教授就任
  • 2011年 - 国立大学法人福井大学、教授就任
  • 2012年 - 自然科学研究機構生理学研究所,、客員教授就任
スポンサーリンク

友田明美教授 結婚、旦那や子供は?

友田教授の子どもや旦那さんについては、友田教授の著書『子どもの脳を傷つける親たち 』(NHK出版新書) に二人の娘がいると書かれています。

医師としての勤務や研究、育児や家事をこなすという大変忙しい日々であることが想像できます。旦那さんについては語られていませんが、働く母親としての姿が見て取れます。

友田教授は全てを簡単にこなしてきたわけではなく、やはり苦労をしてきたことが著書の中のエピソードから伺えます。

「疲れて帰宅した際、側溝に家の鍵を落とした娘をたたいてしまった」

「勤務先の病院からの呼び出しで眠っている娘を置いて短時間職場に行ってしまった。その外出中に起きてしまった娘がその間ずっと泣いていた」

などの事例を友田教授の本の中で紹介しています。

友田明美著書 おすすめ3冊

オススメNo.1『子どもの脳を傷つける親たち』 友田明美著

~内容~

  • 『脳科学の視点から子どもの健全な発達を見つめ直す』という研究を紹介
  • 子育てに対する一生懸命さが空回りして、マルトリートメントをしてしまう可能性を伝わるようにひとりの母親として、読者と同じ目線に立って友田明美教授が著書している。
  • 高校生でも読めるわかりやすい内容になっている。

~レビュー・感想~

・この本を読んで、心が傷ついているのではなく、脳が傷ついて、脳低下が起き、自分らしく生きれなく成っている真実を認める事ができた

・子どもに対する不適切な関わり方が、子どもの脳そのものを変えてしまうという事実に衝撃を受けた。

オススメNo.2『いやされない傷新版 児童虐待と傷ついていく脳』友田明美著

~内容~

・虐待による脳への影響をわかりやすくまとめられている。

・厳格体罰、暴言虐待、両親間のDV曝露に関する新知見を友田教授の豊富なデータとともに追記し大幅増補している。

・発達障害と虐待との関わりについて言及し、子どもたちの脳とこころをケアし守っていくためには何が必要かを伝えている。

~レビュー・感想~

・子供達を虐待による心の傷から回復させる効果が期待できるアプローチ法を、終わりの方にまとめて載せて下さったことで、前向きの展望を持たせていただけました。

・ハーバード大学医学部でも研究した著者の、児童虐待についての医学的研究の世界的にも最新の成果。基本的に医学書だが、驚くほどわかりやすい。

オススメNo.3『虐待が脳を変える 脳科学者からのメッセージ』友田 明美著
~内容~

子ども虐待で傷つく脳の厳正な科学研究を通して、マルトリートメント(子そだて困難)のみならず、正しい子のそだて方を提示する一冊

~レビュー・感想~

・身体的虐待、性的虐待などが脳に与える影響について、多くの科学的データとともに読みやすくまとめられてる。

・虐待が脳の各部位の萎縮や変化を招いて、脳に痕跡を残すというのは衝撃でした。

 友田明美 講演会の予定

友田教授は『プロフェッショナル仕事の流儀』や『世界一受けたい授業』などメディアにも登場し活躍しているため、直接教授の話が聞ける教授の講演会も人気があります。

2018年は9月24日に福岡女学院で「脳科学から見た子どもの発達」子どもの発達、発達に対する虐待の影響について、発達心理学、脳科学それぞれの視点から講演がありました。

保育者、学生、子育て中の親、これから親になる人など子育てに関心がある多くの方の参加されました。

2018年11月時点で今後の講演会についてはまだ発表されていません。

友田明美教授が診察する病院の場所

友田教授の診察を受けたいという方は福井大学医学部の附属病院をチェックしてください。

・住所:福井県吉田郡永平寺町松岡下合月23−3

・電話:0776-61-3111

・外来受付時間
予約のない方 8:30〜11:00
予約の方 予約時間の1時間前から

・休診日
土曜・日曜・祝日・年末年始(12月29日〜1月3日)

◎得意分野一部抜粋

・自閉スペクトラム症(ASD)(広汎性発達障害(PDD))
・学習障害(LD)
・小児心身症(過敏性腸症候群など)
・子どものうつ状態・うつ病

〜まとめ〜

・友田教授の有名な論文は『児童虐待が脳に及ぼす影響
—脳科学と子どもの発達, 行動—』

・友田教授の研究は、無償の愛を注ぐべきはずの親が、子どもに対してなぜこんなにもひどい仕打ちをするのか。私はこの問題を何とかしたいと思いをきっかけとしている。

『子どもの脳を傷つける親たち』など虐待やマルトリートメントを中心に取り上げた本を多く著者している。

タイトルとURLをコピーしました