早稲田大学探検部『カムチャツカ遠征隊隊』メンバー一覧 有名OB多数!クレイジージャーニー

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著名人を輩出している早稲田大学探検部

早稲田大学探検部のカムチャツカ遠征隊が登頂を果たした山は、ロシアに正式に未踏峰であると認められ「ワセダ山」名付けられる偉業!

早稲田探検部出身の著名人OB、過去に起きた事故死亡事件について、カムチャツカ遠征隊、メンバー6名の一覧を紹介します。

TBS【クレイジージャーニー】2018/10/24

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早稲田探検部OB著名人

1958年から60年の歴史を持つ、早稲田大学冒険部。

探検部のOBには著名な方が多く在籍されていますので、ご紹介します。

 

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高野秀行さん:ノンフィクション作家。『謎の独立国家ソマリランド』で第35回講談社ノンフィクション賞、第3回梅棹忠夫・山と探検文学賞受賞。

本の詳細はこちら(謎の独立国家ソマリランドTBS『クレイジージャーニー』に出演されていたので知っている人も多いのではないでしょうか。


角幡唯介さん:ノンフィクション作家。

『探検家の日々本本』で第69回毎日出版文化賞書評賞受賞。(本の詳細はこちら『探検家の日々本本』)
角幡唯介さんもテレビで特集されETV『極夜 記憶の彼方へ~角幡唯介の旅~』が2018年放送されました。


石川直樹さん:写真家、作家。第39回講談社出版文化賞受賞。

西木正明さん:作家。『凍れる瞳』『端島の女』で第99回直木賞を受賞。

舟戸与一さん:冒険小説作家。『虹の谷の五月』で第123回直木賞受賞。


関野吉晴さん:探検家であり、外科医。祖先の足取りを辿る旅、フジテレビ『グレートジャーニー』がフジでシリーズ化。(こちらもどうぞ:本『グレートジャーニー探検記』)

1999年 植村直己冒険賞、2000年 旅の文化賞を受賞。現在は武蔵野美術大学教授。


恵谷治さん:ジャーナリスト、早稲田大学アジア研究所客員教授。

竹内謙さん:ジャーナリスト、元神奈川県鎌倉市長。

作家の方が多いですね。早稲田大学冒険部を卒業した今も、世界を探検して未知なる世界を私たちに伝えてくれています。

「文章の上手さは、冒険の計画書のおかげではないか」と高野秀行さんがお話しされていました。

早稲田大学探検部 事故・死亡事件とは

 

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入念な計画を立てているとはいえ、危険であることは変わりません。
早稲田大学探検部では、少なからず事件が起きています。

1991年、パキスタンでの川下りで山賊に拉致、誘拐された事件。
山賊が要求した身代金を、被害にあった部員の親が支払うことで、部員たちは解放されました。

最も有名なのは1997年に起きた、ペルー早稲田大学探検部員殺害事件
早稲田大学探検部員の2名が尊い命を奪われてしまいました。

被害にあった早稲田大学探検部員の両名には、アマゾン川を下るという永年の夢がありました。
入念な下調べと1年間語学を磨く、苦しい訓練も積み、探検に挑んだのです。

 

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しかしアマゾン川をイカダで下る最中、早稲田大学探検部員の両名は、検問所のペルー国軍兵士によって、暴行の末に命を奪われてしまいます。
ペルー国軍兵士の目的は金銭を奪い取るためという卑劣なものでした。

ペルー早稲田大学探検部員殺害事件は、海外での日本人の安全確保や、冒険の是非など様々な議論が起きました。

カムチャツカ遠征隊の偉業

早稲田大学探検部員、6名で構成されたカムチャツカ遠征隊が2017年8月に実施した探検で、人類未踏峰登頂を成功させました。

場所はロシア北東部のカムチャツカ地方のコリャーク山脈。
1990年まで外国人の入域を禁止されていたカムチャツカ地方は未開の地、探検にはうってつけでした。

8月4日~9月14日という1ヶ月以上の長い日程。

川の氾濫でキャタピラ装甲車が走行不能になったり、乗るボートの重量制限のため、食糧の半分を捨てることになったりとトラブルが続出。

 

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計画の変更を余儀なくされ、目的の一つであった山脈最高峰(2,453m)のレジャーナヤ登頂は叶いませんでしたが、標高1,300mの未踏峰登頂の目標は達成しました。

未踏峰登頂を成功したことにより、ロシア地理協会と交渉を行い命名権を得たカムチャツカ遠征隊は、2018年3月、正式に山に名前を付けました。

その名も『ワセダ山』です。

地図に早稲田の名前を残し、話題となったカムチャツカ遠征隊は、10月24日放送のTBSクレイジージャーニーに出演!

 

「ワセダ山」の場所はどこ?


出典:http://anyflip.com/jawp/gboc/basic

気になるのはワセダ山の場所はどこなのでしょう。報告書の表紙にもなっている、上の画像がわかりやすいです。

カムチャツカ地方のイラスト上にある赤いピン。その場所がワセダ山です。

北海道の上の方、ロシアの極東に位置する、カムチャツカ地方のオリュトルスキー地区にワセダ山があります。

地図で見てみましょう。


北海道から北東の位置にある、北方四島の線上にある大陸がカムチャツカ地方です。

地図で見てみると、意外と日本から近いのがわかりますね。

カムチャツカ地方はロシアの観光特区に指定されており、日本からもツアーが組まれています。
この先、ワセダ山を楽しめるツアーが出てくることに期待ですね。

カムチャツカ遠征隊メンバー一覧


出典:https://www.waseda.jp/inst/weekly/attention/2018/04/17/42820/

カムチャツカ遠征隊は6名で構成されています。
それぞれの隊員の活動歴も加えてご紹介します。

井上一星さん:隊長。探検部3年。主な参加活動は、本栖風穴ケイビング、雪山登山など。
井上さんは現在進行中の新たな探検『1000kmのヒマラヤ隊』に参加中!
早稲田大学探検部『1000kmのヒマラヤ隊』メンバー一覧

走出隆成さん:副隊長。探検部2年。主な参加活動は、中央アルプス縦走、丹沢歩荷など。

野田正奈さん:唯一の女子隊員。探検部2年。主な参加活動は、谷川岳雪山登山、本州自転車縦断など。

吉田健一さん:探検部2年。主な参加活動は、中央アルプス縦走、本州自転車縦断など。

小松陸雄さん:探検部1年。主な参加活動は、歩荷活動など。

小野寛志さん:探検部4年。主な参加活動は、ナイル川最長源流調査、昆虫食など。

〜まとめ〜

  •  早稲田大学探検部OBの著名人は高野秀行さん、角幡唯介さん、西木正明さんと作家が多いです。他にジャーナリストや政治家の竹内謙さんなど。
  • 1997年、早稲田大学探検部の2名が被害にあったペルー早稲田大学探検部員殺害事件。
  • 2名の部員の入念な探検計画虚しく、検問所のペルー国軍兵士による営利目的の暴行により命を奪われてしまい、様々な議論を生みました。
  • 2017年8月から9月にかけて実施された探検で、カムチャツカ遠征隊は人類未踏峰登頂を成功。
  • 2018年3月、未踏峰登頂を認められ、命名権を獲得。『ワセダ山』と正式に命名し、地図に名前を残す偉業を成し遂げました。
  • ワセダ山は、北海道の北東、北方四島の線上の大陸、カムチャッカ地方のオリュトルスキー地区にあります。
  • カムチャツカ遠征隊は6名で構成されており、隊で女子は1名のみ。

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