”強烈なこだわりを持つ靴職人”として『クレイジージャーニー』に特集された靴職人・山口千尋さん。
日本が誇る靴職人・山口千尋さんの職人技が見られる靴ブランド店”ギルド・オブ・クラフツ”の場所や価格、通販について。
TBS『クレイジージャーニー』2018年7/25
靴職人 山口千尋
TBS『クレイジージャーニー』に出演の山口千尋さん。松本人志さんのために作成した靴は80万円!しかし、あの製作工程を見てしまうと、安くさえ感じてしまう値段に納得。何十年間も履ける靴を作ってもらえると考えたら高くはないのでは。
これはカッコいいわ #クレイジージャーニー #靴職人 #山口千尋 pic.twitter.com/0kFaw6pBkK
— みんみん (@delh0xIVavlAHmT) 2018年7月25日
山口千尋さん、1960年大阪府に生まれ。1980年、靴メーカー「綾部東洋ゴム工業」に就職。
就職から6年後、26歳の山口さんは手製の靴作りを学ぶため、イギリスへ。
1991年、山口千尋さん31歳の頃、卓越した技術とクオリティが認められた職人に贈られる『ギルド・オブ・マスター・クラフツマン』の称号をイギリスで得ました。これは、日本人の靴職人として初の快挙です。
山口千尋さんが作る革靴は、手入れをすれば50年以上も履ける代物。手作業のため製作期間は2ヵ月以上かかるので、値段はもちろん高価になります。
時間とコストのかかる山口千尋さんの作る靴は、初めの頃は日本ではなかなか受け入れられませんでした。
それでも自腹で靴をコツコツと作り続け、なんとか自分の力で展示会を開きます。
山口千尋さんの信念は「継続しつづける力を持っている者こそが、さらなる高みにいける」ということ。
地道な継続によって、ついに山口千尋さんの靴が本物であると認められました。
- 1996年に自身のブランド『ギルド・オブ・クラフツ』を設立。
- 1997年に浅草工房を立ち上げ、2006年に日本初の靴とテーラーのオーダーメイド店、イデム&ギルド銀座店が誕生。
- 2018年にはギルドのアトリエを浅草から銀座へ移し、1~2階を使ってショップとアトリエが一体化。
- 1999年に靴専門学校サルワカフットウエアカレッジを設立し、手製靴の人材育成にも取り組んでいます。
山口千尋さんは、一流なプロだけが特集されるNHK『プロフェッショナル仕事の流儀』にも取り上げられました。(詳細:プロフェッショナル仕事の流儀|山口千尋 靴職人「挑み続ける者だけが、頂に立つ」【電子書籍で無料立ち読み】)
山口千尋さんの注目の著書:『製靴書ービスポーク・シューメイキング オーダーからその製作技術と哲学まで』
ギルド・オブ・クラフツ 靴の価格
ギルド・オブ・クラフツでは6種類のオーダーがあります。
MTO(Made To Order)
- クラシック
40型のオーソドックスなモデルから型と色を選ぶハンドメイド。
¥120,000~140,000(税抜) - プライム
55型から選べ、木型での微調整が可能。
¥140,000~180,000(税抜)
Last Holder
- クラシック
一人一人に合わせて木型を作ります。オーソドックスなモデル8型のみ。
¥260,000(税抜) - ヘリテイジ
さらに多くのデザイン、素材を選べ、仮靴のフィッティングが可能。
¥320,000(税抜) - プリヴィレージ
珍しい素材や特殊な製法など、よりマニアックなものを選べます。
¥370,000~(税抜) - マスターピース
山口千尋さんが製作してくれる、アンリミテッドライン。
素材はクロコダイルや二度と会えないデッドストックまで選べます。
¥420,000~(税抜)
ギルド・オブ・クラフツの経験を生かした、初めて機械で作製した既製靴が、伊勢丹新宿店、阪急メンズ大阪店にて販売されています。
デザインはラウンドトゥの黒ストレートチップのみです。
ナローとワイドの2つからフィットを選べます。
¥105,000(税抜/オリジナルシューツリー付)
ギルド・オブ・クラフツの通販
ギルド・オブ・クラフツは公式HPはありますが、オンラインショップはありません。ハンドメイドで量産できないブランドなのでやむ終えないのでしょう。
東京のお店へ足を運べない人は残念ですが、諦めるのはまだ早いです。運が良ければ、通販で新古品で見つけることもできます。
→ギルド・オブ・クラフツの通販 詳細
ギルド・オブ・クラフツ店の場所
イデム&ギルド 銀座店
場所:東京都中央区銀座1-3-3 東亜ビル1F
有楽町駅より400m
TEL:03-3563-1192
営業時間
- 平日 12:00〜19:00
- 土 11:00〜19:00
- 日・祝 11:00〜18:00
- 定休日:火曜日
ギルド・オブ・クラフツHP→ http://www.guild.tokyo
〜まとめ〜
山口千尋さんは1960年大阪府生まれ。26歳の時、靴づくりを学びにイギリスへ渡り、職人の名誉である『ギルド・オブ・マスター・クラフツマン』の称号を日本人で取得。
1996年に自身のブランド『ギルド・オブ・クラフツ』を設立。
銀座にあるショップではオーダーメイドで革靴を注文することができます。
最も廉価なもので120,000円~、木型から作ると260,000円~。
オンラインショップはありませんが稀に通販で新古品を発見できることも。
山口千尋さん関連本